さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

【第14回スタンプラリー】つきしろそば 5 唐人そば

ども、さんぺいです。

10月1日から始まった沖縄そばスタンプラリー、なんと早くも33店舗を1周したという猛者もいるようですが。
私も少しずつ起動しています。

沖縄そばスタンプラリーの詳細はこちらをご覧ください。

okinawasoba.hatenablog.com


今回は浦添市にある『つきしろそば』で「唐人そば」をいただきました。

沖縄そばの由来には諸説ありますが、明治期に中国人の料理人が「支那そば」を提供し、これが人気となり、沖縄でも広くそばが作られることになったという話があります。

その時の通称が、「唐人そば」。

当時沖縄そばは、現在の塩味ベースと異なり醤油をベースとした味付けをしていたとされていて、そんな最初期の沖縄そばを再現したのが「唐人そば」というわけです。

一般社団法人「沖縄そば発展継承の会」を中心に「唐人そば」が再現され、県内でも複数の店舗で食べることができます。




浦添市前田にある『つきしろそば』。

青地に白の看板が目印です。

色彩感覚豊かな看板メニュー「ニライカナイそば」をはじめ、月替わりで創作系のメニューを出すなど意欲的なお店としても知られています。



近くには、沖縄都市モノレール「前田駅」が。

モノレールでの訪問がしやすいのはもちろん、車でのアクセスも便利な立地です。



お店のすぐ近くに駐車場も用意されています。



落ち着いた雰囲気の店内。

地元客が中心で、この日もぶらりと昼食を取りに来るお客さんがたくさんいました。

気兼ねなく利用できて、リラックスして沖縄そばを楽しめるのが1番ですよね。




席は、テーブル席と、小上がりの席、カウンター席があります。



注文は食券制です。




『つきしろそば』のメニューです。
基本は三枚肉が乗った沖縄そばと軟骨ソーキそば。

okinawasoba.hatenablog.comベースとなるスープと麺が美味しいので、ベーシックな「沖縄そば」でも十分満足感あります。




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もし迷ったら、看板メニューの「ニライカナイそば」がお薦め。
ルックスも抜群に映える全部乗せ的な沖縄そばです。



ちなみに、サイドメニューのプルドポークコロッケはめちゃくちゃ美味しい。



『つきしろそば』では月替わりで創作系のメニューを出しています。
10月は「なめことろろそば」、独創的で他の追随を許さない。




今回は「唐人そば」750円をいただきました。



まず真っ黒に近いルックスが印象的。

醤油が効いています。

濃そうに見えますがそんなことはなく、円やかで穏やかなスープ。

醤油と甘味が、ぐいぐい食欲を刺激します。




同じ『唐人そば』でも、お店ごとにちょっとずつ個性が出ます。

ノーマルの沖縄そばと同様に、豊かな味わいのスープ。



麺は『つきしろ』のノーマルの細麺から一変して、うどんのような太さの麺に変えています。

こちらも沖縄そば最初期の『唐人そば』を意識してのものなんでしょうね。

太麺で、手もみが入ったような麺
うどんのようですが、しっかりコシがあって硬めでやっぱり違います。

これが醤油ベースのあっさりしたスープと絡んで美味しい。

食べ応えある麵でした。



具は軟骨ソーキをほぐしたような肉が入っていて、甘辛で麺が進みます。



『つきしろそば』で絶対に食べてほしいのがプルドポークコロッケ150円。

「プルドポーク」とは、煮込んだ豚肉を細かく裂いて、バーベキューソースで味付けをしたアメリカの家庭料理のことらしいですが。

これがめちゃくちゃ美味しいんです。

肉汁が詰まったコロッケで、1個でも相当満足感あります。
玉ねぎの爽やかさもあるので、くどい感じもありません。ペロッといけます。




『唐人そば』、一般的な沖縄そばとも、うどんとも、ラーメンとも違う独特の麺料理になっています。

沖縄そばの源流ともいえる歴史を感じる一杯。

麺の食べ応え、甘味のある醤油ベースのスープで、沖縄そばとはまた違った魅力がありました。
味のバリエーションとしても、良いなと思います。

まだ食べたことがないという方は是非、ご賞味を。



「第14回沖縄そばスタンプラリー」3個目のスタンプをゲット。

 



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