さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

民宿 寿 2

f:id:sanpei808:20211112172527j:plainども、さんぺいです。

沖縄県の離島にもたびたびおじゃまして、沖縄そばを取り上げている当ブログですが。

今回は、粟国島沖縄そばの紹介と一緒に、軽石の問題をお伝えしたいなと思っています。




www.okinawatimes.co.jp

 

昨今、盛んにニュースで取り上げられていますのでご存知の方も多いと思いますが。

8月にあった小笠原諸島の海底火山の噴火の影響で、10月以降、沖縄県内の広範囲に大量の軽石が流れ着いています。

その影響は甚大で、船が出せないことでの漁への影響や、軽石を食べてしまった魚への影響、ビーチなど景観への影響など、数えきれないほど。



なかでも深刻なのが、沖縄県内に多くある離島航路で船が出せず、船の往来がストップしてしまう事態です。

伊江島伊是名島伊平屋島などで、船がたびたび休航となっています。

私も良く離島へおじゃましていますが、離島にとってのフェリーは、移動の手段というだけでなく食料や物資を運ぶ重要なライフラインになっていて、私たちが思う以上に、1日の運休でもダメージは深刻なんです。


 

f:id:sanpei808:20211112172558j:plain写真は、粟国村の「長浜ビーチ」の様子です。

浜に、薄っすらと灰色のラインがあるのが見えるでしょうか。




f:id:sanpei808:20211112175424j:plain本来は、真っ白な細かい砂のビーチに、灰色の軽石が大量に流れ着いているのです。



f:id:sanpei808:20211112175445j:plainビーチでは、軽石を大型のブロワーで吹き飛ばす作業をされていました。

軽石の量を考えると、気が遠くなるような作業です。



f:id:sanpei808:20211118062643j:plain粟国村の名所「東ヤマトゥガー」の様子です。

本来、黒色の岩石が織りなす景観が特徴的な場所ですが、灰色の軽石にまみれています。

この軽石が、沖縄の各地から無くなるまでにどれだけの時間を要するんだろうと思うと気が遠くなります。



現在、沖縄県では国の補助なども検討されており、行政の方で除去の作業が行われています。

また、ボランティアの手で、除去作業の活動を行っている地域も多数あり。

私も、軽石問題について、何か自分にできることはないか探していきたいなと考えています。

 

 

 

f:id:sanpei808:20211118062617j:plainそんな、軽石で揺れている沖縄県ですが。

今回は、粟国村の『民宿 寿』を訪問し、沖縄そばをいただいてきました。

何度か当ブログでも取り上げていますが、民宿と、お昼は沖縄そばを食べることができる粟国島では貴重なお店となっています。
(現在、粟国村では多くの飲食店がテイクアウトのみの対応となっています)。

okinawasoba.hatenablog.com

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f:id:sanpei808:20211112175510j:plain今回いただいたのは、沖縄そば(大)600円です。

『民宿 寿』のメニューは、シンプルに沖縄そば(大)600円、(小)400円の2種類のみ。

ラッキーだったのが、今回は、島の豆腐入りです。
通常は、三枚肉のみの沖縄そばなので、豆腐はサービスですね。

何度か通っているうちに、変化がある沖縄そばに出会えるのも、食べ歩きの良いところ。



f:id:sanpei808:20211112175536j:plainやっぱり印象的だったのは、ふわふわの豆腐。

沖縄の豆腐は「島豆腐」と呼ばれる木綿豆腐で、硬めの食感があって食べ応えがあり、風味も豊か。
沖縄そばの汁と合わせて食べることで、美味しさも倍増です。



『民宿 寿』の沖縄そばは、鰹節と豚からとった定番のスープ。
雑味がなく円やかで、派手な感じではないですが、じんわり沁みる、滋味のあるスープです。

麺はやや太めの、ストレートな中太麺で、すごく滑らか。
力強さもあって、食べ応えのある麺。


豆腐も加わり、満足感のある一杯でした。
ごちそうさまです。



早く、軽石問題が解決して、安心して暮らせる日々が戻ってくるといいな。

沖縄そば食べ歩きも、もちろん平穏な日々があってのもの。

一日も早い回復を願っています。



粟国村沖縄そば一覧】

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