ども、さんぺいです。
11月は離島への出張が重なっていて、連日離島へ渡っています。
先週の久米島、粟国島訪問に続いて、今週は与那国島出張となりました。
仕事が忙しいのは良いことだよね。
と自分に言い聞かせながら鞭打っています。
せっかくの離島訪問だから、島の良さや、沖縄そば食べ歩きの楽しさを伝えられたら良いな。
できるだけ丁寧に記事の方も書いていきたいと思います。
与那国島は、沖縄県の与那国町にあり、日本で最西端の地として有名です。
与那国島から台湾までは、約111kmの距離にあり、晴れた日には台湾が見えることもあるそう。
人口は1700名ほどで、沖縄の中でも独特で豊かな文化を持つ島です。
沖縄本島からの移動は飛行機で。
那覇空港から与那国空港まで、約1時間15分ほど。
飛行機は、沖縄の離島といえばのRAC(琉球エアーコミューター)で行きました。
このプロペラ機が味があって良いんだよな。大好きです。
与那国空港へ到着。
機内誌の「コーラルウェイ」を読みながらの空の旅は、いつも楽しみ。
coto-movie.jp与那国といえば、の「Dr.コト―診療所」。
2022年12月16日に映画公開ですよ。
どんな映画になるのか。
ロケ地を見ながら、想像がふくらみます。
与那国島でも大好きな沖縄そばにありつくことができました。
今回訪問したのは、与那国町与那国にある『手づくりパン&カフェ パネス』です。
場所は、与那国町の中心部。
役場の近くにあります。
すごく綺麗な建物。
看板も洒落てます。
yonaguni-paness.com
『手づくりパン&カフェ パネス』は、名前の通りパン屋とカフェを兼ね備えたお店で、前回与那国に訪問した際にパンをいただいて、その魅力の虜になりました。
沖縄の離島では貴重なパンが食べられるのはもちろん、店の雰囲気も素敵なんです。
色調も統一された店内。
パンと一緒にコーヒーなどドリンクをいただくこともできます。
天井が高いので、すごく開放感があります。
くつろげる店内。
もちろん、パンが美味しいのです。
沖縄そばじゃなくてパン屋さんの紹介なのか?って。
慌てないで。
実は、『パネス』は、パン屋&カフェでありながら、本格的な沖縄そばもいただけるんです。
この意外性も離島ならではの面白さ。
メニューには、ドリンクやサンドイッチのほかに、日替り沖縄そばが。
この日の日替り沖縄そばは、「魚汁そば 宮古味噌仕立て」でした。
今まで色々な沖縄そばを食べてきましたが、魚汁と沖縄そばを合わせたものは初めて。
どんな沖縄そばが出てくるのか、ワクワクが止まりません。
『パネス』の沖縄そば。
「魚汁そば 宮古味噌仕立て」800円です。
見た目も普通の沖縄そばとは違う、まさに魚汁との組み合わせ。
未知との遭遇です。
でも、魚汁の香りで、もう美味しそう。
これは間違いないやつだ。
写真が全体的に白っぽいのは、湯気のため。
熱々の状態で提供され、しばらく湯気がおさまらないほど。
沖縄そばは、魚汁のスープをベースに沖縄そばの麺と合わせたもので、魚の身もしっかり入っています。
特徴的なのはやっぱり、スープ。
魚汁の名のとおり、魚の出汁が効いたスープはこれだけでもうご馳走と呼びたいもの。
宮古の味噌を使っているということで、魚汁だけでもう美味しい一杯になっています。
丁寧につくられていて、雑味が全然なく上品な印象。
味噌を用いていますが、濃厚という感じではなく、スッキリとした後味で最後までしっかり完飲できます。
麺の方にも特徴があります。
ja.wikipedia.org
与那国島の植物「アザミ」を用いた、オリジナルの沖縄そば麺なんです。
「アザミ」の粉と、与那国産の塩、小麦粉、とり粉で沖縄そば麺を作っているとのこと。
これは珍しい。
細麺で、平打の少し縮れがはいった麺。
生麺で、ぷりぷりとした食感が印象的です。
コシもしっかりあって、噛み応えがあり、魚汁と合わせても全然負けてないインパクトのある麺でした。
麺は、作った後、冷凍しておくとさらに美味しくなるんだそう。
しっかり出汁の効いた魚汁に「アザミ麺」。
ご馳走をいただくように丁寧に食べました。
単純に魚汁に、沖縄そばの麺を入れて作ったという感じじゃなく、魚汁自体も味噌など味つけを工夫して、きちんと一杯の沖縄そばとして完成された料理だなと感じました。
ちゃんとスープと麺がフィットしてるというか。
全く違和感ないのがすごい。
離島に行くと、自由な発想の沖縄そばと出会うことがあって、新鮮な驚きがありますね。
魚汁の沖縄そば。
ありそうでなかった組み合わせ。
与那国島で食べるチャンスがあれば、是非食べていただきたい一杯です。