さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

じんく屋 宮古そばの旅④ 製麺所直営の宮古そば

ども、さんぺいです。

シリーズで宮古そばの旅をお伝えしています。

私が旅行へ行くと、必ず寄るのが地元のスーパー。
それぞれの地域で好まれる麺があり、例えば長崎などでは長崎ちゃんぽん麺など、沖縄ではあまり見られない麺が多く売られています。

宮古島でも同様に、地元のスーパーでは宮古そばの麺がたくさん販売されていました。

本島にいる私たちは「宮古そば」と一括りにしがちですが、実は複数の製麺所があり、それぞれ特徴があるんですよね。

沖縄本島でも見かける、宮古そばの老舗「古謝そば」の麺。
私も大好きです。

熱烈なファンの多い「ハワイ製麺所」。

もっちりとした食感が特徴で、こんな麺があるんだと宮古で一発でファンになりました。

こちらも定番の「久松製麺所」、今回の主役です。



okinawasoba.hatenablog.com
沖縄本島宮古島の麺の違いが知りたい、という方はこちらの記事をご覧ください。




宮古そばの旅4軒目は、『じんく屋』へ。

こちらは、宮古島でも有名な「久松製麺所」が直営しているそば屋さん。
1970年創業の宮古そばを代表するお店です。

赤に黒字で、「じんく屋」の文字。
看板も趣があっていいですね。



店は、宮古の繁華街西里大通りからも近くにあります。

店舗近くに駐車場も。



駐車スペースが用意されています。




外観のイメージよりも奥行があって、キャパ大き目な店内。

開店と同時に、地元のお客さんがどんどん入ってきます。

地元密着の良店であることがすぐ分かりました。



席は、テーブル席と座敷があります。

席数は多めで、スペースもゆったり取ってあるので、団体でもひとり客でも落ち着いて食事を取ることができます。



麺はもちろん、オリジナルのスープの素も販売していました。

さすが歴史ある製麺所ですね。



『じんく屋』のメニューです。

宮古そばはもちろん、本ソーキ、軟骨ソーキそば、てびちそば、野菜そばと一通り揃っており、珍しいカレーそばも。

定食類が充実しているのも特徴で、チャーハン、カレーライス、カツ丼、ちゃんぷるーと必ず好みの品が見つかります。




今回は、宮古そばをいただきました。

三枚肉とかまぼこ、ネギが載ったオーソドックスな宮古そば。

見て分かると思うのですが、具は麺の下に入れないスタイル。
最近では宮古島でもこうした形式が増えてきています。

okinawasoba.hatenablog.com
前回の『菊栄食堂』と見比べてもらうと違いが分かるはず。





製麺所直営の宮古そば屋さんなので、もちろん麺が美味しいわけで。

中細で、ほぼ四角形の断面、宮古そば定番のストレートの麺です。

ほどよくコシがあって、驚くほどのびやか。
ストレートの麺は啜り心地も抜群です。

麺の茹で加減も抜群で、麺へのこだわりが良く分かります。



スープは、鰹出汁を効かせたスッキリとした味わい。

前回の『菊栄食堂』と比べても、魚介系主体なのが良く分かります。

鰹の美味しさを前面に出したスープは、私のイメージする「宮古そば」のまさにド真ん中。
これだよなぁと思わず唸る美味しさでした。

シンプルで、ストレートな美味しさがあって、飽きがこないスープ。
もういくらでも飲めそう。



どうですか、このどっしりとした厚みのある三枚肉。

ルックスからも分かる甘辛に味がよく染みた豚肉。

贅沢な味わいでした。



宮古そばといえばの、平かまぼこ。

お店で何度も見ました。

普段、脇役になりがちなかまぼこですが、さすが本場宮古は、かまぼこもの美味しさも光ってます。



ここでもカレー粉のリサーチ。
七味、コーレーグースと並んでしっかりカレー粉も常備されていました。




宮古そばを代表する製麺所であり、お店でもある『じんく屋』。

麺が美味しいのはもちろん、飽きの来ないスープは宮古そば定番の味だと思います。

お店も飾らず入りやすい雰囲気なので、宮古島を訪れた際には是非訪問してみてください。



※情報は、2023年12月訪問時点のものになりますのでご了承ください。
宮古島市沖縄そば屋一覧】

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