さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

中休味商店(なかやすみしょうてん) 宮古そばの旅②

ども、さんぺいです。

長らく間が開いてしまったのですが、宮古遠征を行った際の続きを掲載したいと思います。

沖縄そばの中でも特徴を持った宮古島のそば。
沖縄本島との違いにも注目していただきながら読んでいだけたら嬉しいです。



宮古そばの旅、2軒目は、平良西里にある『中休味商店(なかやすみしょうてん)』を訪問しました。

名前のとおり、外観は商店のような店構え。

沖縄なら以前はどこの地域にも、〇〇商店がありました。
親しみを感じますね。




店内の方も、昔からある地元の食堂といった雰囲気。

初めてでも利用しやすい感じがあって、リラックスして食事がいただけました。

訪問中もひっきりなしに常連のお客さんがやってきて、人気店であることが分かります。



壁一面に有名人のサイン色紙が。



『中休味商店』のメニューです。

こちら宮古そばの店では珍しく、鶏ベースのスープなんです。
「元祖鶏宮古そば」「鶏ソーキそば」が人気メニュー。

クラシックな宮古そばを食べたい方向けに「まっちゃんおばぁの宮古そば」も用意されています。

ほか、野菜そばがあるのはもちろん、まぜ緬や冷やしそばなど創作系も揃っています。



『中休味商店』では定食類も充実。

カツカレーや、から揚げ定食、麻婆豆腐などがあり、家族連れでの利用にも最適。

これだけ幅広いメニューが揃っているのも地元人気の理由なんでしょうね。



今回は、元祖鶏宮古そば(中)をいただきました。

どうですか、この真っ白なスープ。
従来の宮古そばは、鰹出汁を効かせた豚を使ったスープが多かったので、これだけ鶏を前面に出したそばは珍しいと思います。

写真のとおり、昔ながらの麺の下に具が隠れているスタイル。
オールドスタイルを継承しているのが嬉しいですね。




こんな感じで、麺の下にかまぼこと、三枚肉が隠れてるんです。




鶏白湯スープは、濃厚で粘度もありますが、すごく滑らか。

鶏なのでライトな印象で、しつこい感じはありません。
クリーミーなスープが堪らない。

味付けはしっかりめで、魅力のあるスープにどんどん引き込まれていきます。

これはハマる系のスープ。

 

 

スープもインパクトありますが、緬の方も特徴的。

宮古そばでは珍しい生麺で、自家製のオリジナルです。

中細でストレートに近いですが、ゆるくウェーブ。
滑らかでツルッとした口当たりで、凄くのびやかな麵。

これまでの宮古そばにないイメージで斬新でした。




麵の下から現れるかまぼこと、三枚肉。

宮古らしい、大きめな平かまぼこと、これまたサイズ感のある三枚肉。

三枚肉は味付け控えめで、ほどよい柔らかさで美味でした。



お店お薦めの食べ方にあったライスどぼん。

ライスはサービスで付いてきます。



濃厚な鶏白湯スープにライス。

これは罪な味。
間違いなく美味しいやつ。

満足感マシマシです。




さらに、宮古島では定番の宮古そばにカレー粉。

今回は、このタイミングで投入します。



うん、これも良く合う。

カレー風味を足して、さらに食欲が増進。

一杯で二度も三度も楽しめる贅沢な宮古そばでした。



古いものを継承しながら、凄く新しい宮古そば。

飲みごたえあるスープに、特徴ある麺、ライスのサービスまで、トータルの満足感が高いお店でした。

www.miyakomainichi.com
2021年に行われた「宮古そば総選挙」で1位に選ばれたのもよく分かります。

宮古そばの幅を広げる一杯。
宮古島を訪れた際は、是非、訪問してみてください。



※情報は、2023年12月訪問時点のものになりますのでご了承ください。

宮古島市沖縄そば一覧】

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