さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

金月そば(きんちちそば) 国際通りむつみ食堂店

ども、さんぺいです。

美味しいのは分かってたんです、あの『金月そば(きんちちそば)』なんだから。

ただ有名店ということもあって、国際通りにある店舗を後回しにしていました。

マニアの悪い所というのか、新規店ばかりを責めていたのですが・・・。



今回、意を決して、那覇市の「国際通りむつみ食堂店」を訪問しました。

okinawasoba.hatenablog.com

okinawasoba.hatenablog.com

『金月そば』は、「金月」と書いて沖縄方言で「きんちち」と読むお店。

読谷村の本店が発祥で、現在は、恩納店、gala青い海店、そして国際通りの店舗があります。

特徴は、沖縄県産小麦を用いた麺など地域の素材にこだわり、伝統を継承しながらも大胆にブラシュアップした沖縄そばづくりを行っている点です。



国際通りむつみ食堂店」は、沖縄を代表するストリート、那覇市国際通りの路地にあります。

1958年 創業で、地元民から長く愛されてきた「むつみ食堂」が閉店となった時に、『金月そば』が店舗を引き継ぎました。

私もそうですが、この通りに思い出がある那覇市民は多いはず。



コンパクトな店内は、昔ながらの雰囲気を残しています。

このサイズ感。

沖縄でも最近はファストフードやチェーン店が増えましたが、以前は食堂が外食の中心でした。



親しみを感じる店内。

さすがの人気店で、開店と同時に満席となり行列が出来ていました。



テーブルの下敷きに、安室奈美恵さん引退時の新聞広告。

県民として、これはエモい。




メニューは、ノーマルの沖縄そばを基本に、三枚肉そば、炙り軟骨ソーキそば、中味そば、ゆし豆腐そばなどがあります。

珍しいところでは、酸辣湯そばなんてメニューも。

今回は、1日限定15食の本ソーキそば1300円をいただきました。



麵とスープを純粋に味わえるよう、具の本ソーキは別皿で提供されます。

ひと口啜ると、魚介系の旨味が一気に押し寄せてくるスープ。

あっさりとした後味ですが、旨味が凝縮されていて強いインパクトがあります。

驚くほど雑味がなくてクリアな味わい。
こちらも思わず丁寧にいただきたくなるようなスープです。



『金月そば』の特徴でもある自家製の生麺。
形状も独特で、中細のストレート。

滑らかな口当たりがすごく印象的です。
この啜り心地、是非体験してほしい。

風味もしっかり感じられて、麺だけでも美味しい。



限定の本ソーキは、骨からすぐにほぐれる柔らかさで、沖縄そばから一転して濃厚な味付け。

噛みしめるほどに美味しい、キングオブ豚肉と呼びたい贅沢な本ソーキでした。

他のメニューと比べて少し高くなりますが、限定品なのでチャンスがあれば間違いなくお薦め。



刻み生姜など、細部まで丁寧に作り込まれていて、繊細な麺豊見城スープを存分に味わうことができました。



サイドメニューのジューシー。

こちらも優しい味付けで、具沢山。
ゴボウの美味しさが効いていました。

これはもう無限に食べられる美味しさ。




『金月そば』の味が那覇でも味わうことができる「国際通りむつみ食堂店」。

文句なしの満足感で、なぜもっと早く訪問しなかったのか後悔しました。

コンパクトな店内なので待つこともあると思いますが、沖縄そばの専門店として国際通り近辺では文句なしにお薦めです。



那覇市沖縄そば一覧】

okinawasoba.hatenablog.com