ども、さんぺいです。
「富士そば」が9月から沖縄そばの販売を開始するというニュースを見ました。
2店舗からの提供ということですが、本土の大手飲食店が沖縄そばを扱うことに、ついにそんな時代がきたのかと驚いています。
沖縄そばが、一地方の麺料理ということを超えて、讃岐うどんのようになっていくのか。
いずれにしても、次のフェーズに入ったなと感じています。
止まらない沖縄そば屋の開店ラッシュ。
今回は、8月4日オープン、宜野座村の『まる良(まるよし)』を訪問しました。
場所は、宜野座村漢那、沖縄本島の東海岸を走る幹線道路の国道331号線沿い。
沖縄自動車道からだと「宜野座IC」からすぐです。
国道沿いを南向けに行くと、右手にガソリンスタンドの「カーエネクス 城原SS」が見えるので手前を右折。
丘を上がっていくと『まる良』が見えます。
真新しい綺麗な建物。
周辺にはのぼりも立っているのですぐに分かると思います。
店の前と横が駐車場になっています。
店内は、白を基調としたデザインで、清潔感があります。
余計な装飾がなくて、シンプルなつくりが良いですね。
ガラスが大きいので店内は明るく、開放感があります。
店舗のサイズよりもさらに広く感じて気持ち良い。
席は、大小のテーブルが複数あります。
今回は2人掛けのテーブルを利用しました。
『まる良』のメニューです。
三枚肉そば、軟骨ソーキそば、本ソーキそば、てびちそばと定番のラインナップ。
豚肉が3種載った「まる良そば」もあります。
サイドメニューには、ジューシーに加え、いなりも。
三枚肉、ソーキの細切りが載った「まかない飯」も人気なよう。
麵は2種類から選ぶことができます。
けっこう好みが分かれるので、選択できるのはありがたいですね。
北部で人気の三角屋製麺所のストレート麺、縮れが人気の知念製麺所の麺から選べます。
今回は、三枚肉、本ソーキ、軟骨ソーキ、3種の豚肉が楽しめる看板メニューの「まる良そば(中)」900円をいただきました。
麵は縮れをチョイス。
整った見た目で、丁寧に盛り付けられた沖縄そばに期待が高まります。
第一印象は、鰹出汁がガツンと効いたスープ。
キレのある鰹出汁のインパクトが前面に出ていて、これは鰹好きには堪らないやつ。
スッキリとした後味で、雑味もありません。
グイグイと引き込まれていきます。
動物系のコクもあって、飲み応えはしっかり。
塩味の加減が絶妙で、薄すぎず、かといって濃すぎず、はっきりとした味付けながら出汁の美味しさも楽しめる丁度いい加減でした。
好きな知念製麺所の麺。
中細で、独特の縮れが特徴です。
角が立っていないのでソフトな口当たりで、細めなので適度な軽さなのもポイント。
啜った感じが堪らない麵です。
豚肉はどれも良く味が染みていて、上品な味付けでした。
甘辛に濃い味付けではなく、スープとのバランスをとって控えめな感じ。
柔らかく仕上げています。
3種類食べてみて、お薦めは本ソーキ。
味付けの風味の良さ、しっかりとした肉の感じ、ボリューム感など、ばっちりです。
サイドメニューのジューシー。
あっさりと優しい味付けですが、出汁の旨みが良く効いてます。
もう、いくらでも食べられるようなジューシー。
にんじん、ひじき、椎茸など具沢山で、お腹に余裕があれば是非食べてほしい一品。
新規オープンが続いていることもあって、新店巡りを中心に行っている最近ですが。
ほんとアプローチは多様だなと感じます。
ベースは、鰹節、昆布、豚骨などの組み合わせですが、配分を変えることで全く違った表情を見せる沖縄そばのスープ。
さらに、ストレートや縮れ、幅広の平打ち麺など、麺のタイプによっても印象が変わります。
『まる良』はキレがある鰹出汁が特徴的でした。
スッキリ鰹系が好きな方はハマる味だと思います。
宜野座訪問の際は、是非訪問してみてください。
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さんぺいが、雑誌『ディスカバー・ジャパン』の沖縄特集で沖縄そばに関する記事を書きました。ディープな沖縄情報が満載です。