10月17日は、沖縄そばの日。
沖縄県民にとって、1年の中で最も沖縄そばが盛り上がる1日になります。
沖縄県民は、沖縄そばを食べるのはもちろん、語るのも大好き。
どこそこの沖縄そば屋が美味しいとか、麺はどこが一番とか、薬味は何が良いとか。
今回は、あえて沖縄そばから話題を外して、沖縄そば最良のパートナー「じゅーしー」について紹介していきたいと思います。
「じゅーしー」は、沖縄の郷土料理で、本土で言うところの、炊き込みご飯です。
豚肉や昆布、しいたけ、ひじき、人参など沖縄に馴染みのある食材を用い、味付けを行ったご飯は、沖縄の盆など行事にも欠かせない料理です。
今回で3回目になりますが、私が沖縄そば屋を回っている中で出会った印象的な「じゅーしー」を紹介する「じゅーしー談義」。
個人的には密かに大好きな企画です。
あくまでも一部ですが、これを見て、沖縄そばだけでなく、「じゅーしー」が食べたくなってもらえたら嬉しいな。
<過去の「じゅーしーの美味しいお店」>
<9.まいにち食堂>
『まいにち食堂』の「じゅーしー」。
読谷村にある沖縄そば専門店になります。
繊細で丁寧なスープが絶品のお店で、とくかく細部へのこだわりが凄い。
「じゅーしー」は、なによりも味付けが良くて。
繊細な沖縄そば同様に、出汁にこだわっているから、「じゅーしー」も美味いんだと思います。
味付けが凄く好みで、濃すぎず、薄すぎず。
椎茸や豚肉などの具材がしっかり入っていて食べ応えがあり。
上品だけど、物足りなさはありません。
写真のとおり、火曜日はサービスの豚肉が乗り、これもまた美味しい。
<10.そば処 KoHaRu>
『そば処 KoHaRu』の「じゅーしー」。
那覇市古波蔵に今年6月オープンの新店です。
出汁が本当に効いた「じゅーしー」で美味。
薄味で繊細な沖縄そばとの相性も抜群です。
具材は細かく沢山入ったタイプ。
沖縄そばやインテリア同様、店の心遣いがすごく感じられる丁寧な印象の「じゅーしー」です。
『そば処 KoHaRu』に言ったら、必ず「じゅーしー」食べてほしい。
それにしても、この大変な時期に元気よく沖縄そばの開店が続いてるのって、沖縄における沖縄そばの人気には凄く驚きます。
<11.天妃そば>
『天妃そば』の「じゅーしー」。
那覇市久米にある、町の沖縄そば屋さんといった雰囲気のお店。
どちらかと言えば素朴な感じの「じゅーしー」で、私なんかは家庭の味を思い出します。
華美にならずに、沖縄そばのお供としてちょうど良い。
あっさり味の「じゅーしー」で沖縄そばとの相性もばっちり。
「普通のじょーとー」な一杯です。
<12.なかざ家>
『なかざ家』の「じゅーしー」。
那覇市金城にある、こちらも今年3月にオープンした新店。
豚骨をベースにした白濁したスープの沖縄そばも個性的ですが。
「じゅーしー」も味が十分に染みて美味しい。
油の具合も最高です。
ネギだくさんなのも良いですね。
パンチのある沖縄そばに負けない「じゅーしー」で。
ここでもやっぱり沖縄そば専門店の「じゅーしー」は、沖縄そばとの相性が大事なんだとつくづく感じます。
<13.沖縄そば 峰>
『沖縄そば 峰』の「じゅーしー」。
南城市玉城中山にある景観も綺麗な沖縄そば専門店。
麺を小麦からこだわり自家製で作ったり、数種の節や煮干しから出汁を取ったり、すごく意欲的な沖縄そばづくりを行っているお店。
具材のかまぼこまで自作してるほどなんです。
そんな『沖縄そば 峰』の「じゅーしー」だから、やっぱり丁寧なつくりで美味しい。
豚肉ににんじん、椎茸、ひじき、具沢山で食べ応えがあり。
味つけはあっさりとしていて、もういくらでも食べられそうな気になります。
<14.伊江島フェリー>
最後は、良く伊江島行きのフェリーの船内で食べる「じゅーしー」。
伊江島のフェリーは船内に売店があり、軽食が売ってるんです。
船内で食べる食事って、スペシャル感があって何だか美味しいんですよね。
海を眺めながら、到着を待つ間に食べる「じゅーしー」。
自分の生活には、いつも傍らに「じゅーしー」がいる気がします。
今回の、じゅーしー談義はこの辺で。
「じゅーしー」は、沖縄の人にとって本当に生活に密着したご馳走で、それぞれ、好みやこだわりがあります。
是非、沖縄へ来た際は、お気に入りの「じゅーしー」を探してみてください。
<次回へ続きます>