ども、さんぺいです。
引き続き、宮古そばの旅の様子をお伝えしたいと思います。
7軒目は、宮古島市城辺にある『丸吉食堂』を訪問しました。
1961年創業、宮古そばの老舗『丸吉食堂』。
こちら、数ある宮古そばの中でも屈指の人気店で、売り切れは必至。
行列覚悟のお店です。
この日も12時40分に到着しましたが、行列ができていて、私のあと2組で売り切れという状況でした。
早めの訪問をお薦めします。
宮古島に行ったら、一度訪れてみたかった、城辺(ぐすくべ)にある砂川交差点。
これで、「砂川」を「うるか」と呼びます。
沖縄の難読地名の一つですね。
勢理客、為又、保栄茂、東風平など難しい地名がいくつかありますが、私も「うるか」は読めませんでした。
そんな宮古島城辺砂川(うるか)に『丸吉食堂』はあります。
店舗前と横に広めの駐車場があるので、車での訪問も安心。
お店は、町の食堂といった雰囲気。
特別なものはないけど、親しみやすい、これが一番ですよね。
シンプルで、温かみがあって、初めてだけどどこか懐かしさを感じます。
席は、座敷とテーブル席があります。
家族連れのお客さんも多く訪れていました。
厨房もホールも活気があるのが印象的。
大勢のお客さんをテキパキとこなすオペレーションにうっとりします。
『丸吉食堂』のメニューです。
名物はソーキそばで、ほか宮古そば、三枚肉そば、てびちそばがあります。
宮古そばは具を隠すオールドスタイルなんですね。
今回は、看板メニューのソーキそばをいただきました。
まず見た目で驚かされる巨大本ソーキ。
これだけ立派な本ソーキには、なかなか出会えません。
スープは醤油も効いて、ビシッと決まった印象。
スープにニンニクが入っているのも特徴で、最初からガツンとくる感じではなく後からじんわりと、しっかり旨みになっています。
ベースは、スッキリとした鰹と豚、それにソーキのタレやニンニクが合わさりパンチある味わいに。
しつこさは無く最後までしっかり美味しいスープ。
中毒性があって、どんどん引き込まれる不思議な魅力があります。
麺は宮古そば定番の中細のストレート。
硬さもしっかりあって、啜り心地も良い麺でした。
麺自体が美味しい。
大ぶりの本ソーキがゴロゴロと入っていて、見た目で圧倒されます。
ブロック状で出てくるのですが、食べるのに苦戦するような大きさ。
これでデフォルトなんです。
食べ応えありすぎ。
味付けは甘辛く、醤油を効かせています。
よく味が染みていて、歯ごたえもあるソーキは絶品でした。
これは贅沢。
『丸吉食堂』のソーキそばで特徴的なのが、野菜も入っていること。
沖縄本島でも見た事がないスタイルですが、野菜があることでソーキとバランスを取っていて、ナイスアイデアだなと思いました。
ちなみに、七味やコーレーグースとならんで「カレー粉」を香辛料として置いているのも面白い点。
宮古では、昔からそばに「カレー粉」を入れる習慣があるんですよ。
後半、味変で使用しましたが、スープに良く合います。
美味しいのはもちろん、具材、スープ共に個性的で、ここでしか食べられない魅力的な宮古そばでした。
宮古そばというと「あっさり系」というイメージがあるのですが、そんな枠に収まらない個性的な一杯。
私なんかは、つい、沖縄本島を中心に沖縄そばを考えがちですが、宮古、八重山ほか離島のそばをもっと知らなきゃと思いました。
宮古島を訪れたら、絶対に訪問してほしいお店です。
※情報は、2023年12月訪問時点のものになりますのでご了承ください。
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