さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

パパイヤとスブイ 12月14日、宜野湾市に移転オープン

ども、さんぺいです。

沖縄そばでは最近、もずくそばや、海ブドウそばなど個性派が多く生まれていますが、中でも飛び切り個性的かつお洒落な沖縄そばとして人気を集めているのが『パパイヤとスブイ』。

そんな『パパイヤとスブイ』が宜野湾へ移転と聞きさっそく訪問しました。



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『パパイヤとスブイ』は2022年4月に、うるま市石川で創業。

パパイヤとスブイを具材とする斬新さと、旨みたっぷりのスープ、自家製麺ですぐに話題の店に。

沖縄そば屋とは思えないスタイリッシュな店舗も、当時ファンを驚かせました。



okinawasoba.hatenablog.com2023年8月から、店は那覇市松尾へ。

沖縄県庁の向かいで、国際通りからも近いということで、観光客も多く訪れる店になりました。



そして、今回那覇の店舗の都合で、宜野湾市へ移転することに。

那覇市民としては少し寂しい気持ちがあるのですが、多くの駐車場を構える宜野湾に移ったことで、たくさんの方が利用しやすくなったのは間違いありません。



お店は、「ぎのわんゆいマルシェ」内にあります。

野菜、果物などをはじめ、自然で安心な食料品を取りそろえたマーケット。
個性的な品揃えで、ショッピングしているだけでもテンション上がります。

複合施設になっているので駐車場も広め。
『パパイヤとスブイ』訪問の際も駐車の心配はなさそうです。



施設内にマルシェと繋がる形でフードコートが設けられています。

農作物や海産物を扱う飲食店4店舗が連なる形で設置。

家族で、それぞれをシェアするのも楽しそうですね。

『パパイヤとスブイ』は、フードコートの1番手前にあります。
これまでと変わらない緑と黄色を基調としたデザインで、すぐに分かるはず。



レトロで懐かしい、学校を思わせるテーブル、こちらも那覇から引き続きですね。



基本セルフですが、香辛料など必要なものはしっかり揃っています。




注文は食券制です。

『パパイヤとスブイ』はメニュー構成も面白くて、看板メニューの「パパスブそば」、「もぞくと椎茸そば」、「シークヮーサー山葵そば」、「梅と生姜そば」などどれもワクワクするものばかり。

サイドメニューもルーロー飯やシュウマイなど、ひと味変わったものが揃っています。



今回は原点に立ち返って「パパスブそば」900円をいただきました。

店名を冠したメニューで、名前のとおりパパイヤと、スブイ(冬瓜)が入った沖縄そばです。



特徴その1が、旨みが凝縮されたスープ。

飲んだ瞬間、濃厚な旨味が一気に広がります。

単色ではなく、様々な素材が組み合わさった厚みのある美味しさ。
魚介、動物系だけでなく、椎茸など沖縄そばでは珍しい具材も感じます。

油の使い方も沖縄そばでは独特で、油を合わせることで、いっそう飲み応えあるスープになっています。

とにかく満足感が高い、ひと口、ひと口を大切に飲みたくなるそんなスープです。



特徴その2が、自家製の生麺。

沖縄そばとしては細めの麵で、生麺の特徴を生かした、プリっとした食感が印象的です。
そして、細かく入った縮れ、これが暴れるような面白さ。

スープとも良く絡み、一度食べたら忘れられない個性的な美味しさを演出してくれます。



特徴その3が、具材。

スブイ(冬瓜)は、沖縄では汁物などによく使われている馴染のある食材ですが、沖縄そばで使われるのは珍しいです。

代表の島袋さんにお聞きしたら、「昔から家庭で食べていたスブイを、沖縄そばをやるならどうしても入れたかった」と話されていました。

甘みも感じる上品に煮付けされたスブイは、味が染みていて熱々でジューシー。
沖縄そばのスープと合わせて食べるとたまりません。



パパイヤも沖縄そばの具材としては珍しい具材ですが、コリコリとした食感が全体の良いアクセントになっていました。




三枚肉は厚みがあって大ぶり、食べ応えあります。



サイドメニューのルーローファン。

五香粉(ウーシャンフェン)が効いていて、独特の辛み、甘い香りが食欲を爆上げします。

タレが染みたトロトロの豚肉はもう「ご飯泥棒」と呼びたくなる。



宜野湾へ移転しても、『パパイヤとスブイ』の個性は健在でした。

メニューの構成も、スープも麺も、ちょっと他に似た店が思いつかない特別な存在。
熱烈なファンが多いお店です。

訪問しやすくなったので、宜野湾近郊の方は是非、その味を確かめに行ってみてください。



【宜野湾市の沖縄そば屋一覧】

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