サラリーマンの昼食はいつも時間との勝負。
迷っている暇はない。
12時に事務処理を終えて、13時からは別で打合せ。
移動も込みで昼食をとる必要がある。
そんなタイトなスケジュールでも俺は手を抜かない流儀。
その時にできる、一番美味しいものを食べる、それがモットー。
こんな時は経験値が役に立つ。
南風原町での調整だけど、この位置からベストの立地、食事の提供速度、駐車場の有無、お客さんの込み具合、もちろん味も。
頭の中で、瞬時に最適な店をはじきだす。
スマホで検索してる時間はないぜ。
西原町池田にある『亀そば 運たま店』に滑り込む。
沖縄県内に複数店舗を展開している『亀そば』。
スムーズな提供、安定感のある味、間違いないよね。
駐車場は残り2台だったけどスムーズに駐車できた。
『亀そば うん玉店』は食券制。
食券制の店に入店してから悩むのは野暮。
昼時は、勤め人の戦場になっていて慌ただしく出入りが。
できれば入店前には、注文をイメージして、券売機の前では即決したい。
もちろんお金の用意も忘れずに。
『亀そば うん玉店』の特徴は、定食、セットメニューの豊富さ。
沖縄そば専門店の中では最大級の品揃えで、食堂としても凄い。
ちゃんぷるー系から、定食系、カレーに、マグロ中落ち丼まで押さえているのもにくい。
さらに、ほぼ全てのメニューで、そばセットができるのも嬉しい。
あぐー生姜焼き定食(そばセット)にいきたいところだが・・・
時間がないこと&午後からの打ち合わせを考慮して、ここは看板メニューの亀そば(大)600円一択で。
迷ったら、の沖縄そばの看板メニューを選択すれば間違いはない。
速攻で出てくる、亀そば(大)。
あまり意識されないところだが、麺類の提供時間は、麺の種類や太さに影響される。
生麺はやっぱり時間がかかるし、太麺は茹で時間がかかる。
「つけ麺」のお店で提供に時間がかかるのは想像できるよね。
その点、沖縄そばは元来茹で麺だし、なんといっても『亀そば』は細麺。
沖縄そば屋の中でもトップクラスの提供の早さ。
見えない美味しさだけど、サラリーマンにとってお昼時間の1分は、F1以上に重要。
この1秒、1分が勝敗を分けるのです。
「亀そば」の特徴は、店の看板メニューだけあって、具材の豪華さ。
三枚肉に、軟骨ソーキ、両方が楽しめます。
キクラゲは、沖縄そばでは珍しい食材ですが、コリコリとした食感がアクセントになっていて良く合う。ゴマの風味も良し。
ネギもしっかり多めで。
普段は、ゆっくりルックスを愛でながら沖縄そばをいただく自分ですが。
この日はそんな余裕はない。
麺類の基本ですが、温かいうちに速攻で啜ります。
スープ、麺、スープ、麺、ときどきソーキ。
掻き込むように食べるのも、サラメシの魅力の一つ。
空腹の胃袋に麺とスープを満たしていく喜びよ。
「それで美味しいの?」と言われそうだけど、そもそも麺料理ってそんなもんでしょ。
入店してから、注文、提供まで約7分。
食べ終えるまで約15分。
20分かからないぐらいで完食。
美味しい沖縄そばをいただける幸せ。
コンビニ飯で妥協するのは簡単だけど、その時にできる、一番美味しいものを食べたい。
スケジュールがタイトな時ほど、なぜか攻めた選択をしたくなる。
でもそれが上手くいったときは嬉しいんだよね。
失敗して遅刻しそうになるとめちゃくちゃ焦るけど。
仕事は妥協と失敗だらけだけど、食事には妥協しない(グルメではない)。
そんなサラリーマンの私。
今日も沖縄のどこかの食堂で沖縄そばを啜る戦いへ。
<亀そば各店の過去記事です>
okinawasoba.hatenablog.com