さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

宮里そば 三枚肉そばとトースト


ども、さんぺいです。

沖縄そばじょーぐー」「沖縄そば好き」「沖縄そばファン」とひと口に言っても色々なタイプがあって。

新しい情報が好きで、新店ができるとすぐに食べに行く人。
特定のお店のファンで、週に1回は同じ店に食べに行く人。
ガイドブックをもとにコツコツと全店制覇を目指す人。

私の今の目標は、いつか全ての沖縄そば屋さんを回ってみたい(無理だと思うけど)、なので初めてのお店を回ることが多いです。

でも、そんな沖縄そばライフの中でも、必ず戻ってくるお店があって『宮里そば』もそんなお店の一つ。



たぶん沖縄の人なら知らない人はいない『宮里そば』。

名護市にあり、ここが1番好きという沖縄県民は多い、名店中の名店です。
名護市民のソウルフードであり、中南部在住の方でも、一度は食べた事があるんじゃないでしょうか。

長年愛されている沖縄そば屋さんで、その魅力は、私なりに言えば

早くて、安くて、すごく美味しい。

一見素朴だけど、飽きのこない深い出汁の味わいは、私の沖縄そば食べ歩きの原点でもあります。



この外観もグッときますよね。

外観も内装も、華美なところが一切なく。
シンプルで、素朴で、変わらない。



私が、最初に来た頃からほとんど変わらない店内の風景。



お茶はセルフサービスで。



この赤いチェック柄のテーブルクロスを見ると、『宮里そば』を思い出すという方も多いのでは。

高めの天井で、開放的な雰囲気の店内。

座席は、テーブル席と、座敷があり。
座敷があるので小さな子ども連れでも安心。
昔から、家族連れにも人気があります。



一味唐辛子に、紅生姜、コーレーグースーとお馴染みの香辛料が並ぶ。



注文は食券制で。



『宮里そば』のメニューです。

構成がごくごくシンプル。
沖縄そばのベースは同じで、具材の「ソーキ」「三枚肉」もしくは「こんぶ」のみを選びます。(味は同じです)。

もし具材が無い方がよければ「かけそば」を。
サイズは基本(並)のみですが、(小)も選べます。

迷っているようなら私は「ソーキそば」をお薦めします。

okinawasoba.hatenablog.comソーキそばの紹介はこちらをご覧ください。




今回は、三枚肉そば700円をいただきました。

豚肉の三枚肉に、結び昆布、ネギが入ったシンプルな沖縄そば
基本、余計なことは一切していないスタイルです。




久しぶりの『宮里そば』。

鰹節の出汁が際立っていて、あっさりとしてるんだけど美味しさに深みのあるスープ。
豚、鶏の出汁でコクを出し、鰹節をたっぷりと使い出汁を取るんだそう。

飲みながら、ああこんな味だったと思い出しました。

複雑じゃなく、シンプルに鰹出汁の美味しさが感じられる良さ。

あくまで優しく包み込んでくれる。





麺は、中太の平打麺。
ほぼストレートで、もっちりとした食感です。

平麺の幅が中から小まで不揃いになっていて、これが独特の麺の食感を生んでいます。



味のしっかりと染みた三枚肉。

オールドスタイルで、歯応えはしっかり。



結び昆布が乗るのも『宮里そば』の特徴。

沖縄そばに昆布が乗る店は少ないのですが、『宮里そば』では昔ながらの定番です。
沖縄では伝統的に昆布を食べる習慣があり、沖縄県民は大好き。

味が良く染みていて、柔らかい昆布は、ああこれが『宮里そば』だと思い出させてくれる。



約2年ぶりだった『宮里そば』。

沖縄そばを食べ歩く中で、色々な沖縄そばとの出会いがあるけど。

『宮里そば』に来ると、早くて、安くて、すごく美味しい、沖縄そばの原点に戻れるような気がする。
飾ったところがなくて、気軽に食べられて、懐にも優しい。

お店のスタンスは、内装や雰囲気、そして沖縄そばに現れているような気がします。

絶対にまた食べたくなるんだよなあ。

 

 

『宮里そば』の謎メニュー。
トースト100円。

沖縄県内でも屈指の人気店でありながら、カレーとスパゲティを頑なにやめない頑固さが好きだ。

おそらく地元客(名護市の)が食べるんだと思うけど、ファミリー層への配慮が嬉しいよね。

 

 

トーストはトーストで、沖縄そばに合うとか特別なことはなにもない。

ただ単体でも美味しい。



沖縄そばの超人気店で食べるトースト。

もし機会があれば是非。




【名護市の沖縄そば一覧】

okinawasoba.hatenablog.com