那覇市の久茂地近辺で、お昼を迷ったら、ここ!というお店の紹介です。
那覇市の「国際通り」の端、デパート「パレット久茂地」がある久茂地近辺は、沖縄県内で最も地価が高い地域になります。
沖縄県庁、那覇市などの官公庁や、新聞社、テレビ局などのマスコミ、銀行などの大手民間会社が集中する、まさにオフィス街です。
場所的に、庶民的な店は少なめで、沖縄そば好きとしては「沖縄そば難民」になることも多い地域でもあります。
そんな久茂地近辺で、お薦めなのが松尾にある『ちゃがま屋』です。
通りからは少し入りますが、パレット久茂地から徒歩3分。
国際通りからもほど近い立地になります。
居酒屋として長く経営している『ちゃがま屋』。
私も居酒屋としての『ちゃがま屋』も大好きで、手頃な価格と、入りやすい雰囲気、丁寧な接客が印象的です。
そして、一番大事な味ももちろん太鼓判。
スペシャルな料理というよりも、普段の料理が丁寧で美味しい。ホッとする居酒屋です。
ちなみに居酒屋が出す沖縄そばというのは珍しくなく、沖縄市の『根夢』などのように、沖縄そば屋としても有名な居酒屋の例はけっこうあります。
個人的にも『ちゃがま屋』が作る沖縄そばなら、間違いないと思ってました。
店は、掘りごたつで、カウンターとテーブル席が多数。
夜は居酒屋だけあってゆったりとした空間です。
ランチメニューは、沖縄そばが中心。
沖縄そば600円に、にんにくそば650円、野菜そば650円、軟骨ソーキそば700円、肉野菜そば750円、など。
ごはん系で、だしカレー、ネギトロ丼、炙り肉丼などもあります。
今回は、がっつりいきたいと思い、「肉そば」800円をいただきました。
注文して程なくして着丼。
「肉そば」の名に恥じない、三枚肉、ソーキ肉がどっしりと乗った沖縄そばです。
肉のどっしり感が凄い。
『ちゃがま屋』の料理の味付けが好きなのですが、沖縄そばも肉の味付けの良さが印象的でした。
三枚肉や、ソーキは、沖縄料理の定番で、沖縄の人なら味付けに必ず好みがあるものですが、ここの三枚肉は、本当に良い塩梅。
厚みもあって、煮込み方も良く、食べ応えのある三枚肉です。
少し茶色い色味がかかったスープは、しっかりとした味付けで、旨味十分。
鰹の出汁が感じられるどっしりとしたスープですが、後味はすっきりとしていて、最後まで美味しくいただけました。
麺は、平麺の細麺。
のど越しが良く、大盛りにはしませんでしたが、もっと食べたくなるような麺でした。
丁寧に作られた印象の沖縄そば。
飲食店がランチにとりあえず出すといった感じではなく、専門店としても十分に美味しい沖縄そばです。
値段も、久茂地近辺では良心的な設定。