さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

すばやー 那覇市松山で食べる夜そば

ども、さんぺいです。

沖縄そばベスト〇〇や、ガイドブックでお薦めされることはないけど、実は長年愛されている沖縄そばのジャンルってあるんですよね。

それが「夜そば」。

ネットで見かけることは少ないですが、沖縄の夜の繁華街には必ずといっていいほど沖縄そば屋さんがセットであります。

沖縄市中の町の『宮古そば愛』、名護みどり街の『赤犬子』、那覇市小禄の『松そば』。
酒好きなら、誰もが知っている沖縄そばの名店です。




沖縄最大の繁華街那覇市松山にも、もちろんそんな夜そばのお店があります。

その名も『すばやー』。

激戦区松山で、35年以上続いているという事実だけで、その人気が分かると思います。

新年会の帰り、久しぶりに訪問しました。



営業時間は、21時から朝5時までのストロングスタイル(金土は7時)。

訪問した24時にはお客さんはパンパンでした。




正月明けの連休中ということもあり、店はハイテンションな活気に溢れていました。

皆さん楽しいお酒だったんでしょうね。



席は、テーブル席と、カウンター席があります。

3次会で訪れるもよし、飲みの帰りにひとり沖縄そばを楽しむのもよし。




注文は食券制です。

三枚肉にソーキがあるのはもちろん、フーチバー(よもぎ)そばや、ゆし豆腐そばもいただけます。

酒類が充実しているのは、そうだよね。



『すばやー』の推しポイントを3つ。

まず、提供スピードが速い、これが最高。

沖縄そば屋さんの中でも最速クラスだと思います。

茹で麺である沖縄そばの特徴を生かした、すぐ食べたいというお客さんの気持ちに応えるサービス。



そして熱々。

沖縄そばは熱さが命。

どんなに美味しい沖縄そばでも、ぬるいと心は冷めるもの。

『すばやー』はその辺、分かっています。



そして、味クーター(濃いめの味付け)。

濃い目に味付けされた味クーターなスープが深夜の胃袋に沁みわたります。

魚介系ベースのスッキリとした後味なので、しつこすぎず、飲んだ後でも自然に飲める。
味付けは、しっかり味クーター。

濃い目の味付けで、しっかり旨さが伝わってくる、パンチあるスープ。

この絶妙な味付けが、松山の酔い人の心を掴んで離さないのです。

めちゃくちゃ引力のあるスープで、なぜかどんどん飲み進めてしまう、あれだけお酒を飲んだはずなのに。



麺は、中細の縮れ麺。

硬めに仕上げていて、歯応えはばっちり。

ウェーブがスープを持ち上げてくれて、絡みもしっかりです。

最初は、食べられるかなと心配になるけど、ペロリといけてしまう不思議。
麺量も丁度良いぐらい。



軟骨ソーキは、夜そばとしては相当贅沢な部類。

これだけしっかり量が入っているお店も珍しいと思います。

大ぶりな軟骨ソーキが2つ。
こちらも甘辛ではっきりとした味付けで、麺が進む。

柔らかく、とろりとした食感が堪らない。



『すばやー』(=沖縄そば屋)、シンプルな店名が全てを物語っています。

余計なものはいらない。

華美な装飾や、うんちくは抜きにして、酔いどれの客が沖縄そばを啜って出ていくだけ。

これもまた間違いなく沖縄そばの魅力の一つです。



【那覇市の沖縄そば屋一覧】

okinawasoba.hatenablog.com



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さんぺいが、雑誌『ディスカバー・ジャパン』の沖縄特集で沖縄そばに関する記事を書きました。ディープな沖縄情報が満載です。