さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

三丁目そば

ども、さんぺいです。

市役所へ行った帰りに、那覇市久茂地にある『三丁目そば』を訪問しました。

市役所、県庁、銀行など、沖縄の主要なオフィスが集中する久茂地(くもじ)。
そんな久茂地の一角にお店があります。



『三丁目そば』は、名前のとおり久茂地3丁目にある沖縄そば屋。

いつ頃からあったのか、自分にとってはもう久茂地の風景に感じるほど街に馴染んでいます。

昼はオフィス街の需要があるのはもちろん、夜遅い時間まで営業していることもあって、周辺の飲み屋街から〆を求めるお客さんも多く訪れます。

コロナ期に店を休んでいたこともあって心配していましたが、元気に営業していて嬉しい限り。



『三丁目そば』の魅力は何といってもそのカジュアルさ。

専門店独特の敷居の高さは全くなく、本土で例えると立ち食いソバのような感覚で利用できるお店なんです。

値段も安いし、営業時間も長い、回転率も良いので並ばずに入れる。
この気軽さが良いんですよね。



店内はオープンキッチンになっていて、厨房を取り囲むようにカウンター席が配置されています。

余計な装飾はなく、ごくシンプルな内装。

この感じ好きだな。



奥の方も基本カウンター形式になっていて、サッと食事を取って出ていくスタイル。

このカウンターの縦幅の短さも、立ち食いソバを思わせます。

それでいて、七味、紅生姜、コーレーグースは各所に配置されていて、抜かりが無いのが素敵。



注文は食券制です。

『三丁目そば』のメニューは、沖縄そば以外も充実しているのが特徴。

カレー、肉丼、焼きそば、沖縄ちゃんぽんなど充実のラインナップ。
とりあえずここに入れば腹が満たせるという安心感があります。



沖縄そばは、人気の軟骨ソーキそばに、三枚肉そば、野菜そばが揃っています。

お腹が空いている方には全部載せ的な「三丁目そば」がお薦め。

カレーや肉丼とのセットも魅力的ですね。



今回はソーキそば700円をいただきました。

フラッと入るタイプのお店なので前回いつ来たか覚えていなかったのですが。
記憶していた以上に本格派な作りに驚き。

700円と最近の沖縄そばではだいぶ安い価格ですが、ボリュームは遠慮がなく、ゴロっと大きな軟骨ソーキが入っています。

ちなみに、麺は普通の茹で麺か、生麺が選べるという細かな気遣いも。



スープは、動物系、魚介系バランスの良い出汁。

鰹出汁の旨味も感じます。

勝手なイメージで、大味でパンチのあるタイプだと思っていたのですが、さにああらず。
サッパリとした後味で、しつこくなく最後まで飲み干せるようなスープになっています。

塩味もきつすぎず、好みでした。



麵は、今回は「生麺」をチョイス。

中太で角のない、ストレートのプリっとした麺です。
コシがあって、ひと口ずつ噛みしめるのが楽しい。

滑らかな口当たりで、啜り心地もバッチリです。



軟骨ソーキは柔らかく煮込まれていて、トロっとした食感が堪りません。


味もよく染みていて、満足度も高し。

この価格でこれだけのボリュームは嬉しいですね。



もしかしたら沖縄そばのランキングで選ばれることは少ないかもしれないけど。
その人気は、これだけ長く営業を続けていることで証明されていると思います。

那覇ローカルの分かる人には分かる沖縄そばの店。

リーズナブルで、営業時間も長く、気兼ねなくフラッとはいれるありがたさ。
これもまた沖縄そばの名店の形ではないでしょうか。

久茂地の風景として、いつもまで続いてほしいお店です。



那覇市沖縄そば一覧】

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