【あやぐ食堂全制覇への道】
人生で、ささやかな夢って、誰しもあると思います。
ハリウッド俳優になりたいとか、3億円当てたいとか、そんなんじゃなくて。
ケーキを1ホール食べてみたいとか、憧れの場所へ行ってみたいとか、出来そうなんだけどやってないやつ。
自分の以前からの夢で、沖縄そばの食べ歩きもそうなんですが、那覇市首里の『あやぐ食堂』のメニューを全制覇してみたいっていう願望があって。
これは今やっとかないと、きっと後悔すると思い、企画を立ち上げました。
沖縄そば食べ歩きとは少しズレますが、沖縄の名物食堂の記録と記憶を残したい、さんぺいの夢の実現に付き合ってもらえたら嬉しいです。
〈『あやぐ食堂』の過去記事〉
14回目の今回は、「カレーチャーハン」590円をいただきました。
「カレー」と「チャーハン」、これはもう嫌いな人はいないんじゃないかっていう組み合わせですよね。
食べる前から間違いない美味しさが分かるメニュー。
ただ、写真のようにこれだけメニューがあると、おじさんとしては、ついついチャンプルー系や汁物、肉系の定食に行きがちで。
「カレーチャーハン」を食べるのは、『あやぐ食堂』を含めて、久しぶりの体験になりました。
『あやぐ食堂』の良い所は、沖縄の郷土料理も押さえながら、カレーやオムライス、お子様ランチまで、ちゃんと子どもが大好きなメニューも置いてある点。
サラリーマンからお年寄り、家族連れまで、長年、幅広い層に愛されているのはこんな所にもあると思います。
これが『あやぐ食堂』の「カレーチャーハン」。
写真でうまくサイズが伝わってるか分かりませんが、私の体感だと普通のラーメン屋で食べるチャーハンの1.5~2倍ぐらいかと。
いつも思うのですが、『あやぐ食堂』で食事すると、たまに実家に帰った時に出される夕飯の感覚になります。
「もう高校生じゃないんだよ!!!」と。
「何度言ったらわかるの!!!」と。
そう頭の中で叫びながら、完食する。
いつでも、食欲旺盛な学生時代に戻れる、そんな嬉しさが『あやぐ食堂』にはあります。
山盛りの「カレーチャーハン」。
もちろん完食してやるぜ。
これに関しては、食べる順番とかもちろん無いですよね。
チャーハンの山を一心不乱に食べ進むのみ。
『あやぐ食堂』の「カレーチャーハン」はポーク、玉子、玉ねぎなどの他、ミックスベジタブルが入ったシンプルな構成。
カレー味の飯を上手に炒めて食べさせる、最高な「カレーチャーハン」です。
野菜の甘味とポークの肉感があって、具材も味わえるし、カレーの辛さが食欲を促進します。
何と言っても味付けと、炒め方、油のまわし方が絶妙で、美味しい。
さすが食堂の熟練のチャーハン。
「カレーチャーハン」って、一見シンプルな料理だけど、「思ってたのと違った」なんて事もあるはず。
個人的には、ストライクな「カレーチャーハン」でした。
そして、汁物は沖縄そば。
『あやぐ食堂』の汁物の基準が良く分からないけど、「カレーチャーハン」に味噌汁じゃなくて沖縄そばとは。
サービス精神の塊ですよね。
飽きを心配していましたが、なんのなんの。
味つけの良い「カレーチャーハン」に、スプーンが止まらず、最後まで美味しくいただけました。
直球勝負の「カレーチャーハン」。
高校生に戻った気分で完食しました。