【あやぐ食堂全制覇への道】
人生で、ささやかな夢って、誰しもあると思います。
ハリウッド俳優になりたいとか、３億円当てたいとか、そんなんじゃなくて。
ケーキを１ホール食べてみたいとか、憧れの場所へ行ってみたいとか、出来そうなんだけどやってないやつ。
自分の以前からの夢で、沖縄そばの食べ歩きもそうなんですが、那覇市首里の『あやぐ食堂』のメニューを全制覇してみたいっていう願望があって。
これは今やっとかないと、きっと後悔すると思い、企画を立ち上げました。
沖縄そば食べ歩きとは少しズレますが、沖縄の名物食堂の記録と記憶を残したい、さんぺいの夢の実現に付き合ってもらえたら嬉しいです。
＜『あやぐ食堂』の過去記事＞
ども、さんぺいです。
日付を見ると、前回の訪問は７月になっていて、もう１か月以上も開いての訪問になりました。
お気づきの方も多いと思いますが、あやぐ食堂全制覇への道は、半年とか１年じゃなくて、１生かかるプロジェクトになりそうです。
「もっと頑張れよ」という声もあると思いますが、あくまでマイペースに、日常を綴っていきます。
今日も相変わらず盛況の『あやぐ食堂』。
なぜか、この入口の前に立つと気持ちが一段階上がる。
デパートのおもちゃ売り場にきた子どもの時のような。
もしくは２次会のスナックに向かう時のような高揚感。
平日の午前中はやや落ち着いていて、地元の常連客が多いのが嬉しい。
安定の調味料。
最近のお店は、調味料も厳選して置いてある傾向だけど。
好きなものを好きなようにかけて食べられるのは、やっぱり良いな。
『あやぐ食堂』のメニュー札。
ずらっと並んだ札が壮観です。
今回、「あやぐ食堂全制覇への道」２７回目のメニューに選んだのは、「チキン照焼定食」です。
正直悩んだのですが。
皆さんにとっての「チキン照焼」ってどんな印象でしょうか。
自分はよく弁当などで食べる事が多いのですが、間違いなく美味しい安定のメニューである一方、わざわざ食堂で食べなくても良いかなと思ってしまうメニューでもあるかなと。
カツ丼や、Ｃランチ、すき焼きなどが並んでいる中では、なかなか・・・
でも『あやぐ食堂』の「チキン照焼」はモノが違ったー。
私の人生で、「チキン照焼」の概念を覆すような衝撃に一皿。
まず、ボリュームがハンパない、そして照焼きのタレにひたひたに浸かったその姿。
今まで「チキン照焼」と呼んでいたモノはいったい何だったのか。
コペルニクス的転回。
プリッとした鶏肉がゴロゴロと乗ったプレート。
良く照焼きのソースが絡まっていて、甘辛いタレは最高な美味しさ。
鶏肉は食感も良くジューシー。
ご飯が加速度的に進む。
一つ一つが大ぶりなチキン。
しっかり食べ応えがあります。
タレが惜しげもなく使われているのも『あやぐ食堂』ならでは。
タレが不足することは絶対にない。
ご飯がいくらあっても足りないです。
ご飯はデフォルトでも、大盛り。
いつもありがとう。
汁物は、沖縄そばなのが嬉しいポイント。
これだけボリュームのある定食で、汁物が沖縄そばだなんて。
沖縄そば好きとしては堪らないよ。
脇を固めるのは定番の、キャベツと、マカロニ、そして玉子焼き。
お口直しとしてのキャベツは万能。
揚げ物でも、焼き肉でも、チキン照焼きでも、キャベツを食べればたちまちリセットしてくれる。
オーロラソース的なソースも間違いない美味しさ。
玉子焼きはいつ食べても良い。
当たり前の存在だけど、ないと寂しい。
すきだなぁ、玉子焼き。
陰の主役、番長と言っても良いマカロニサラダ。
サラダのふりをしているけど、中身は炭水化物。
めちゃくちゃ食べ応えがあって、『あやぐ食堂』の満足感の正体は実はマカロニサラダなんじゃないかなと思ってる。
なんなら、マカロニサラダを食べに行ってるのかも。
お腹いっぱいのところに、最後にマカロニでダメ押ししてくるのが堪らない。
鼻で笑っていた「チキン照焼定食」に謝りたい気分。
これは間違いなく、主役を張れる逸材だ。
こんな食べ応えがある贅沢な「チキン照焼」は想像してなかったな。
６番バッターでも、思い切りホームランを打ってくる『あやぐ食堂』の打線に、ただただ驚きの１日でした。
