さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

あやぐ食堂23 中味汁定食

【あやぐ食堂全制覇への道】

人生で、ささやかな夢って、誰しもあると思います。

ハリウッド俳優になりたいとか、3億円当てたいとか、そんなんじゃなくて。
ケーキを1ホール食べてみたいとか、憧れの場所へ行ってみたいとか、出来そうなんだけどやってないやつ。

自分の以前からの夢で、沖縄そばの食べ歩きもそうなんですが、那覇市首里の『あやぐ食堂』のメニューを全制覇してみたいっていう願望があって。
これは今やっとかないと、きっと後悔すると思い、企画を立ち上げました。

沖縄そば食べ歩きとは少しズレますが、沖縄の名物食堂の記録と記憶を残したい、さんぺいの夢の実現に付き合ってもらえたら嬉しいです。

〈『あやぐ食堂』の過去記事〉

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ども、さんぺいです。

だいぶ間が開いてしまったあやぐ食堂企画。
仕事の都合でなかなか平日の訪問が叶わなかったのですが、台風で久米島出張がなくなり、行く事ができました。

前回が昨年の8月なので、8か月ぶりでしょうか。

前メニュー制覇、本当にできるんだろうか・・・。



あやぐ食堂は、那覇市首里にある食堂で、沖縄食堂の中では有名な存在です。

地元はもちろん、ファンも幅広く、メディアでも良く取り上げられています。



席は、カウンター席が少しと、テーブル席、座敷があります。




町の食堂といった雰囲気で、華美なところはなく素朴な内装。

肩ひじ張らず、誰でも入りやすいところが良い。

私にとっては、幼少期から通っている思い出の食堂でもあります。


『あやぐ食堂』のメニューです。
食堂定番の壁に札が貼られているスタイル。


沖縄そばはもちろん、みそ汁、ゆし豆腐、ソーキ汁など郷土料理の定番が並びます。

みんな大好きなカツカレー、オムライス、カツ丼ももちろんあります。



定食類も充実しています。

ゴーヤーや野菜ちゃんぷるーはもちろん、焼肉系、揚げ物系、炒め系が揃っています。

メニューを見ながら迷っている時間が至福。



「あやぐ食堂全制覇への道」、23回目は「中味汁定食」をいただきました。

沖縄の郷土料理「中味汁」に、ライス、揚げ出し豆腐、刺身が付いた定食です。



「中味汁」と聞いて、馴染みがないという方もいるはず。
中身汁」「中味汁」とも表記される沖縄の伝統的な料理です。

www.maff.go.jp

豚の大腸や小腸、胃とい胃といった中身を具にし、すまし汁仕立てでシンプルに仕上げた郷土料理 です。


豚の内臓(ホルモン)を用いた料理ですが、他の肉料理と違って、あっさりとしたスープで仕上げているのが特徴で、独特の食感と味わいの深さが魅力です。

沖縄では家庭の味でもあり、「中味汁」が大好物という沖縄県民も多いはず。
私もその一人。



運ばれてきた瞬間からテンション上がる「中味汁」。

スープをひと口飲んで、その優しい味わい涙が出そう。
二日酔いの身体に、ジーンと染み渡っていく感じ。

パンチがあるとは逆方向の、滋味深いスープです。
さすがキャリアのある『あやぐ食堂』ですよね。



具材は、豚のモツ(中身)と、椎茸、コンニャク。
「中味汁」のベーシックな構成そのまま。

「中味汁」の特徴で、モツを扱っているため、下処理が丁寧なものでないとどうしても臭みが残るのですが、『あやぐ食堂』は全くそんな事はありません。
雑味がなく、美味しい「中身」。

最大の魅力は、やっぱりその食感。
種類の違うモツ(中身)が入っているのですが、それぞれ違った特徴があります。
出汁の効いたスープを吸った「中身」が最高に美味しい。

 

臭みがないので、あまり必要ないですが、生姜も投入。

「中味汁」は生姜と合わせて食べるのが一般的です。
量はお好みで。



若い頃は、食堂というと、すぐにCランチや唐揚げ定食、カツ丼にいっていました。


だけど・・・

歳とったら分かる。
結局美味いのは、汁物なのよ。

『あやぐ食堂』の「中味汁」、文句なしに優勝。



デフォでも大盛のご飯。
感謝しかない。



『あやぐ食堂』で初めて食べた揚げ出し豆腐。

外側はカリっと、中はフワフワの豆腐が。
タレも良い塩梅。

他の定食にも付くのかな。



定食800円で、刺身まで付いてくる『あやぐ食堂』のホスピタリティ。

今時なかなか無いよね。

1000円あれば、最高の気分で帰ることが出来ます。





『あやぐ食堂』の「中味汁定食」。

「中味」大好き沖縄県民はもちろん、まだ食べた事が無いよという本土のビギナーの方にもお薦めです。
なかなか本土の方では食べられない料理なんじゃないでしょうか。

この食感は、食べたらきっとクセになるはず。

沖縄料理の中でも、私が特に好きな料理の一つです。