穏やかな陽気の土曜日。
久しぶりに車を北へ走らせました。
国道５８号線から読谷村へ。
個人的に最近、読谷村がアツいんです。
歴史的な史跡が多く、やちむんの里など文化的にも豊かで、海も綺麗。
そして、何と言っても最近では、飲食店がどんどん増えてきているんです。
週末を利用した散策などに最適ですよ。
向かったのは、読谷村の『ざきみ弁当』。
世界遺産にも登録されている、座喜味城跡（ざきみじょうあと）近くにある、弁当屋さんです。
〈座喜味城跡を紹介したＨＰ〉
店は、座喜味城跡後にめちゃくちゃ近い、住宅街にあります。
スマホで検索すればスムーズに着けるはず。店の向かいには、駐車場もあるので安心です。
雰囲気ある佇まいが素敵。
周辺の住宅に自然に溶け込んでいるのも良いなあ。
少しドキドキしながら、ドアを開けると、テーブルにはズラっと弁当が。
おかずが、ぎっしりと詰まった弁当がリーズナブルな価格でいただけます。
今回の目当ては、沖縄そば。
ネットで、沖縄そばも扱っていることを知り訪問しました。
なんですが、最近はフルサイズの沖縄そばは販売していないとのこと。
気を取り直して、百円そばをまず注文。
百円そばでもありつけて良かった。
カップへ自分でお湯を注ぐスタイル。
お好みで、ネギと紅生姜を入れいただきます。
テイクアウトで食べましたが、スープがしっかり美味しい沖縄そば。
中太の捻じれが入った平打麺で、これが百円とはありがたい。
塩梅も良く、弁当と合わせて食べるのにも最高です。
さらに伝えたかったのは、替わりに食べた「中味汁」が最高だったこと。
『ざきみ弁当』では、弁当の他にも汁物を扱っており、この日は「中味汁」と「チキン汁」がありました。
価格は、550円で、ライス付きです。
「中味」と言うと、本土では馴染みがない方もいるかと思いますが。
｢中身（なかみ）」「中味」とも表記される、いわゆる豚のモツ、ホルモンです。
沖縄では、豚の料理が人気で、ラフテーや、ソーキはもちろん、てびち（豚足）、ちらがー（顔）まで、食べちゃいます。
「中味汁」は、昔は特別な日に食べられる料理で、正月や祝いの場で欠かせない家庭料理になっていて、沖縄の人にとってご馳走のひとつ。
それが、弁当屋さんでいただけるとは。
具沢山の「中味汁」に。
ライス。
ひと口、スープを飲むと、その旨さにしびれました。
出汁をしっかり使い、椎茸や豚肉を用いる「中身汁」は元来、旨味のかたまりみたいな料理なんですが。
この弁当屋の「中味汁」はほんと美味い。
味付けが良くて、ライスとの相性も抜群です。
具がぎっしりで、中味（豚のホルモン）に、豚肉、椎茸、蒟蒻、じゃがいも、大根。
食感と旨味のワンダーランド。
「中味汁」の美味しさに、あらためて気付かされた一杯でした。
ボリュームも十分です。
沖縄人なら、間違いなく大好きな一杯ですし。
観光でもお薦めです。
「中味汁」は、飲食店でも扱っている店が限られますし、本当に美味しい「中味汁」はなかなか貴重。
価格も、リーズナブルなので、初心者にも是非食べていただきたいです。
美味しい「沖縄そば」や「中味汁」を食べたら、その後は、のんびりと座喜味城跡を散策するのがお薦め。
『ざきみ弁当』からは、すぐの場所です。
私もゆっくり城跡を散歩し、沖縄の食と歴史を満喫した休日でした。
