さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

丸安そば 3 1973年創業の名店で沖縄焼きそばを食す

ども、さんぺいです。

定期的に食べたくなる沖縄焼きそば。
沖縄そばのB面的存在で、沖縄そばの麺を使った焼きそばです。

沖縄そば専門店というよりは、家庭や食堂でよく食べられている料理。

沖縄そばと言うとスープありの麺料理をイメージする方も多いと思いますが、沖縄県民にとっては、日常でよく食べる定番の味です。

最大の特徴は麺で、一般的な焼きそば用の麺のもっちりとした感じとも違い、硬めで歯応えのある食感がポイント。




沖縄焼きそばなら間違いないというお店を訪問しました。

那覇市にある『丸安そば』。

 

 

『丸安そば』は1973年創業の老舗の食堂で、農連市場近くにあり、市場の方や市民の胃袋を長年支えてきました。

上は現在の店舗に飾られている、昔の写真。

特徴的なのが、カウンターで営業するスタイルと、24時間営業だったこと。

飲み会帰りの深夜めしの定番でした。

 

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<移転前に慌てて食べ行ったときの記事>

nagominiikou.ti-da.net

店は、農連市場など地域の再開発に伴って、2016年3月に移転となりました。

閉店の直前、仕事帰りに慌てて食べに行ったのを覚えています。




現在は、那覇市樋川にある「のうれんプラザ」内にテナントとして入り復活しています。

「のうれんプラザ」専用駐車場があり、1時間の利用は無料となっています。



「のうれんプラザ」には、食料品に関するお店が軒を連ね、施設内で飲食できるお店も多数あります。

沖縄独特の野菜や果物、食べ物も豊富にあるので、観光で訪れてもきっと楽しめるはず。

マニアックなお土産が見つかるかも。



建物の外側から見るとこんな感じ。



店は、厨房前のカウンター席が7席と、テーブルが5つ。

気取らず、飾らず、シンプルで親しみやすい雰囲気はそのまま。



客層は、サラリーマンから観光客、買い物帰りの方など様々。



常連さんも多く、思い思いに食事を楽しんでいました。





注文は食券制です。



沖縄そばは、三枚肉そば、本ソーキそば、軟骨ソーキそば、中味そば、テビチそばなど定番が揃っています。

肉野菜そばが以前からの名物。

ちゃんぷるー系から、定食に丼もの、沖縄料理の定番汁物にカレーまで、幅広いラインナップで、まさに沖縄の食堂といった構成。



今回は、目当ての沖縄そば焼きそば900円をいただきました。



見た目そのまま、もう変化球なし、直球の沖縄焼きそばです。

50年近く続く食堂で、どれだけの人がこの焼きそばを食べてきたか。

沖縄そばの麺を使い、キャベツ、ニンジン、玉ねぎ、もやしと具沢山。

ポークを使うお店も多いですが、『丸安そば』はカマボコでした。



容赦なくソースが絡んでいます。

焼きそばはこうでなくっちゃ。

やや辛めで、油の感じも良い焼きそば麺をわしわしといただきます。

堪んねえぜ。




強く縮れが入った硬めで歯応えのある麺。

「照喜名製麺所」の麺が、焼きそばによく合う。

この力強さは、沖縄そばの麺でなければ実現できないはず。

やっぱり満足感が違います。


 

キャベツや玉ねぎ、様々な具材が織りなすハーモニー。

具材と麺のバランスも理想的でした。


 

『丸安そば』の沖縄焼きそばの特徴は、半熟玉子が載っていること。

たかが玉子、されど玉子。

玉子が載ってるだけで、なんでこんなにテンション上がるのか。

濃厚なソースと麺、玉子を合わせて食べる至福。

 



スープが付いてくるのも嬉しいポイント。


 

お新香は、優しい味付けでサッパリさせてくれます。


 

何か変わった具材を使っているわけでなく、特別な隠し味もない沖縄焼きそば。

「普通」だけど、それが良い。

焼きそばは、紅生姜や七味も使ってジャンクに、無心で食べるのが良いと思う。

あまり変わったことはしてほしくない。

そんな直球派のあなたにお薦めです。



【那覇市の沖縄そば一覧】

okinawasoba.hatenablog.com



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