ども、さんぺいです。
沖縄県民のソウルフード沖縄そば。
その歴史は長く、琉球王朝時代まで遡るとも言われていますが、現在のような形で確立したのは明治後期以降と考えられています。
当時沖縄に入ってきた「支那そば」の影響を受けながら独自に発展してきた沖縄そば。
中華そば(ラーメン)と沖縄そばの関係は深いものがあります。
那覇市古島にある『つけ麺専門店 めん処 夢ノ弥』。
なぜ今回、沖縄そば専門店ではなく、ラーメン・つけ麺のお店を紹介するのか?
「そこに沖縄そばがあるから」
『夢ノ弥』が沖縄そばを扱っていると聞き、ラーメン側からどんな沖縄そばのアプローチがあるのか気になって訪問しました。
場所は、那覇市立病院方面から新都心向けの通り沿い。
国道330号線を渡る高架橋近くです。
店の向かい側に駐車場が用意されています。
複数台駐車が可能。
この近辺で駐車場が余裕があるのはありがたい。
つけ麺ファンで賑わう店内。
11時から23時の通し営業なので、時間的にも重宝します。
明るい接客で、初めての方でも利用しやすい雰囲気だと思います。
席はカウンター席、テーブル席があります。
カウンターに余裕があるので、私のようなひとり客でも安心して食事を楽しめます。
さすがつけ麺屋さんと思ったのが香辛料の充実度。
さばにんにくや、魔法のスパイスなど普段沖縄そば屋では見かけない香辛料に興味津々。
注文は食券制です。
同じつけ麺でも種類が複数あり、バラエティ豊か。
中華味玉そばも美味しいです。
もちろん看板メニューはつけ麺。
私もつけ麺が食べたくなったら、昔から定期的に『夢ノ弥』に通っています。

限定メニューとして、鶏豚骨魚介沖縄そばが。
今回は、目当ての鶏豚骨魚介沖縄そば820円をいただきました。

最初は、つけ麺屋さんの沖縄そばということで、つけ汁のイメージからパンチ系を想像していました。
ですが、さにあらず。
伝統的な沖縄そばを踏襲したオーソドックスで直球な沖縄そば。
鶏豚骨魚介のスープということですが、粘度はそれほどなくサラッとした印象。
動物系のコクがしっかりですが、鰹の風味も感じます。
味付けも、一般的な沖縄そばよりもやや濃いめですが、振り切った感じというよりもきちんと沖縄そば。
雑味は全然なく、後味もスッキリとしたスープ。
出汁の美味しさで食べさせる一杯です。
麺は、人気のある細めのストレート。
啜り心地がよく、のど越しもばっちり。
スープとの絡みも良い麺で、硬さも好みでした。
具の三枚肉は、甘辛で、よく味が染みています。
味付けは濃すぎず、穏やか。
こちらも突飛な感じはなく、定番の三枚肉でした。
ラーメン界からのアプローチということで、どんな沖縄そばなのかドキドキしていましたが、ある意味ストレートな沖縄そば。
動物系の出汁が効いていますが、私たちがイメージする「沖縄そば」だと思います。
普段つけ麺を食べている方が、ちょっと変わったメニューをということで沖縄そばをチョイスしても良いと思いますし、沖縄そば好きの方が普段の店とは違うつけ麺屋さんを訪問するのも面白いと思います。
こんなクロスオーバーも面白いですね。
実際、(私も含め)一般的には、沖縄そばもラーメンもどちらも食べるという方が多数だと思うので、両方食べられるお店は重宝するのではないでしょうか。
【那覇市の沖縄そば一覧】
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okinawa-cellular.jp
沖縄そばの激戦区、沖縄本島中部。
沖縄市、北谷町、読谷村など沖縄そばの名店がひしめく中部地区。
中でも注目の3店をピックアップしました。