さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

東江そば 3 冬に嬉しい熱々の野菜そば


ども、さんぺいです。

ここ数日、ほんと寒いですよね。

沖縄は本土より気温は高いのですが、風が強く想像以上の寒さ。
さすがの沖縄県民も震えて過ごしています。



okinawasoba.hatenablog.comこの季節、美味しいのが肉野菜そば。

一般的な沖縄そばに肉野菜炒めをオンした料理ですが、冬にぴったり。
野菜が載ることで、スープも麺も冷えにくいんです。

はふはふ言いながら、野菜と共に啜る沖縄そばが堪りません。



今回訪問したのは、浦添市勢理客(じっちゃく)の『東江そば(あがりえそば)』。

自家製生麺が有名な、2008年創業の沖縄そば専門店です。

オリジナルの麺はもちっとした食感でほかにない魅力があり、根強いファンが多くいるお店。
ここの麺が1番好きと「推す」方も多いです。



場所は、浦添市のパイプライン通りと国道58号線の間にあります。

店舗下に駐車場が用意されています。



昼時はいつも混み合っています。

この日もカウンター席だけが空いていて、滑り込むように入店できました。

明るい雰囲気で、清潔感がある印象、だから幅広い層に好かれているんでしょうね。



席は、カウンター席とテーブル席、小上がりの席があり、色々な場面で使い勝手の良いお店です。

一人客でも入りやすい感じなのもありがたい。



オープンキッチンになっていて、カウンター席だと厨房の活気がそのまま伝わってきます。

鍋を振る音が最高のBGM。



注文は食券制です。



メニューは、三枚肉そば、本ソーキそば、軟骨ソーキそばが基本。
3種の豚肉が載った「東江そば」が看板メニューです。

珍しいところで冷やし中華そばがあるのも、自家製麺のお店ならでは。

サイドメニューで、不動の人気を誇る餃子も見逃せません。



今回は目当ての野菜そば880円(中)をいただきました。

肉野菜そばの面白い点は、お店によって個性があるところ。
具の種類や、炒め方、味付けなどバラバラです。

『東江そば』は美しいルックスの通り、丁寧な作りの優しい野菜そばでした。



まず嬉しかったのが、熱々で提供された事。

店内にいても寒く感じるぐらいの日だったのですが、湯気が止まらないほどしっかり熱いスープ、野菜炒めで運ばれてきました。

野菜もたっぷりで、葉野菜、にんじん、玉ねぎ、もやしがどっさりと載っています。

火の通し方もばっちりで、シャキシャキ感が最高。

味付けは優しく、野菜そのものの甘みもしっかり感じられる上品な炒めものでした。



『東江そば』の特徴でもある、あっさりスープ。

鰹や昆布で出汁を取っているそうで、鰹出汁の美味しさがじんわりと広がります。

普段は魚介系の旨みがメインになりますが、野菜そばは野菜のエキスや、油が加わることによってさらに厚みのあるスープが味わえます。

円やかな甘みがあって、濃厚さを増したスープがいっそう美味しい。



湯気をまとった熱々の麺。

中細の麺で厚みがあり、つるもちの食感が特徴です。

風味もしっかり感じられて麺自体が美味しい。

コシがしっかりとした力強い麺なので、野菜そばとして合わせても埋没することなく魅力を発揮します。



『東江そば』に行ったら外せない、手作り餃子330円。

餡がしっかり詰まった餃子で満足感がしっかり。

野菜そばとの組み合わせは完ぺき過ぎる。

皮の厚みも絶妙で、厚すぎず薄すぎず、ほんと丁度良い厚さで、焼き加減もばっちりです。



何気にタレも美味しいんですよね。

本当に餃子が美味しすぎる沖縄そば屋さん。



寒いこの時期に嬉しい熱々の野菜そば。

札幌の味噌ラーメンのように、油がスープに蓋をしてくれるので冷めにくいのがありがたい。

『東江そば』は、全体に優しい味付けでジャンクにならず、お店の特徴であるあっさりスープの良さも活かすような野菜そばでした。

身も心も温まる野菜そば、エナジーチャージ満タンです。



【浦添市の沖縄そば屋一覧】

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RBC「Aランチ」の人気企画、「ウチナームーク松尾の家族旅」に私、さんぺいが出演しました。
沖縄そば好きならきっと楽しめる番組になっていますので、ぜひ、ご覧ください。