さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

ゆたかやそば 2 中味そば


ども、さんぺいです。

インドア派の私は、沖縄そば食べ歩き以外は家で猫と一緒に過ごすことが多いです。

そんな自分でもたまに誘われてサッカー観戦に行く事も。



沖縄はバスケットボール観戦が盛んでキングスが有名ですが、サッカーの方もJ3にFC琉球が所属しています。

技術的な事は全然分からないのですが、スタジアムの雰囲気が良いんですよね。

色んなお客さんが応援を含め、思い思いに楽しんでいる様子が好きです。




今回は、FC琉球のホームスタジアム、沖縄県総合運動公園(タピック県総ひやごんスタジアム)の正門すぐ近くにある『ゆたかやそば』を訪問しました。

県の運動施設ということもあって、陸上競技場、体育館、テニスコートなどが揃っていて、大会が行われることも多いです。

沖縄自動車道だと「北中IC」から、国道近くにありアクセスも便利な立地。



赤瓦屋根が美しい建物。

屋根には、愛嬌のあるシーサーが。

古民家を、わざわざ南城市から2年かけて移築したんだそう。
こだわりのお店ですね。



内装も昔ながらのつくりで、木調が目に優しく居心地が良いです。

落ち着いた雰囲気の中で食事が楽しめるので、お客さんを連れていくのも喜ばれそう。



席は、テーブル席、窓際のカウンター席、小上がりの席があります。

バリエーションがあるので、用途によって使い分けできるのがありがたい。

この日も常連さんから、観光客まで幅広い層のお客さんで賑わっていました。



三線や写真のインテリア。

さりげなく沖縄が感じられて素敵です。




『ゆたかやそば』のメニューです。

基本の三枚肉そば、本ソーキそば、軟骨ソーキそば、中味そばが揃っていて、ジューシーのセットが100円増しで食べられるのも嬉しいポイント。



色んな具を味わいたい方は「みっくすそば」がお薦め。
全部載せの沖縄そばです。




今回は、中味そば880円をいただきました。

「なかみそば」は、「中身」、「中味」とも表記される、いわゆる豚の「モツ」を具材とした沖縄そばです。

沖縄では、昔からお正月などの大切な行事で、「中身汁(なかみじる)」が食べられてきました。

モツというと、モツ焼きや、モツ煮などパンチ系の料理をイメージしますが、「中味汁」は優しい味。
穏やかで滋味のある料理です。




湯気が立つ熱々の状態で運ばれてきた中味そば。

ベースのスープは、動物系の穏やかなタイプ。

薄っすら白濁していて、コクがあります。
動物系といっても、パンチ系ではなく、まろやか。

雑味がなくて、しつこくなく、嫌味な感じが全然ないのも凄い。



このスープに、中味の旨みが合わさって、優しさに包まれるよう。

寒いこの時期、堪らない美味しさ。




麺は中太で厚みのある麺。

ゆるくウェーブがかかっていて、ソフトな口当たりのもっちりとした食感。

すするというより、噛み締めて美味しい麵です。

最近の沖縄そばの麺では太い方ですが、食べ応えがあって好きなタイプでした。




器いっぱいに、たっぷり載った中味(豚のホルモン)。

丁寧に処理されていて、クセは全然ありません。

様々な部位が入っていて、多様な食感を生み出します
これは「中味」としか言い様がない食感なんですよね。

沖縄そばのスープと合わさることで、よりジューシーになった中味が堪らん旨さ。

脂身がないので、重たくなりすぎないのも良い。



このタイプの動物系スープは、味がブレないので、コーレーグースーや七味の味変もお薦めです。

スープの良さを壊すことなく辛味や風味をプラスし、楽しむことができます。



ジューシーは沖縄そばから一転して、めちゃくちゃシンプル。

豚肉、ひじき、にんじんが細かく入っていて、薄味で仕上げています。



今回、11時前から開店待ちをして入店したのですが。

「寒かったでしょう?ありがとう。これサービス」と、最後におばちゃんからヤクルト的な飲料をいただきました。

ちょっとした気遣いだけど、こんな一言が身に沁みる。

味だけじゃなくて、店員さんも沖縄そば屋の大きな魅力だなと、あらためて感じました。

だから沖縄そば巡りは辞められないんですよね。



【北中城村の沖縄そば屋一覧】

okinawasoba.hatenablog.com



【おすすめ動画】

tver.jp
Aぇ! group が日本全国を旅するABCテレビの番組『あっちこっちAぇ!』に、さんぺいが出演させていただきました。
2月9日まで、Tverで観ることができます。