さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

麺家 丸翔 2 丸翔そば

ども、クリスマスにも沖縄そばを食べる男、さんぺいです。

先日に引き続き、世間がジングルベルに浮かれる中、こんな時こそ人気店を狙えということで遠征に行ってきました。

沖縄は、車内でクーラーを使うほど陽射しが強く、南国のクリスマスといった天気でした。



向かったのはうるま市勝連にある『麵屋 丸翔(めんや まるしょう)』。

数ある沖縄そばの中でも屈指の人気店で、行列ができる店としても有名、昼過ぎには売り切れてしまいます。

www.tbs.co.jpもともと人気店だったのですが、「バナナマンのせっかくグルメ」で取り上げられたこともあり、全国区のお店に。

勝連は、沖縄本島の中部、東側に突き出た勝連半島にあり、那覇市からだと1時間以上かかる決してアクセスが楽な場所ではないのですが、それでも連日たくさんのお客さんで賑わっています。



お店は、8号線の通り沿いにあるのですぐに分かるはず。
沖縄自動車道の「沖縄北IC」から、車で約20分ほどで行くことができます。

店頭に、駐車場が用意されています。

駐車場は広めですが、それでもすぐに満杯になるので、早めの時間の訪問がお薦め。



整頓されていて、清潔感のある店内。

明るく、誰でも入りやすい雰囲気です。



席は、カウンター席、テーブル席、小上がりの席があります。

キッズ用のスペースが設けられていて、子どもを遊ばせながら食事を取ることもできます。

ファミリーに優しいお店で、この日もたくさんの家族連れが訪れていました。



カウンター席も完備。

常連さんも多く、慣れた様子で沖縄そばを楽しんでいました。



『丸翔』のメニューです。

基本の沖縄そばは、通常の三枚肉と違いスーチカーを使用。

本ソーキそば、軟骨ソーキそばに加え、ゆし豆腐そば、野菜そばも揃っています。
中味そばも魅力的ですね。



沖縄そば専門店ですが、みそ汁と、ゆし豆腐汁のセットもあり。

ゆし豆腐汁も人気のようでした。



今回は、丸翔そば(大)1000円をいただきました。

店の看板メニューで、本ソーキ、軟骨ソーキ、三枚肉(スーチカー)3種類の豚肉が味わえる豪華な一杯です。

『丸翔』では、麺・スープと、具材の豚肉を別々に提供してくれ、繊細なスープを味わうことができます。



カマボコとネギ、刻み生姜と、まずはシンプルな形でいただきます。

鰹節メインの魚介系のスープ。

雑味がない、スッキリとした後味が印象的です。

味つけは塩中心で、ごくごく控えめに。

シンプルなんだけど、それゆえに力強いスープになっています。

これはもう永遠に飲める。



『丸翔』は、とにかく麺が特徴的。

中太のストレートで、自家製の生麺ですが、最近流行りの「つるぷり」とはまた違うんんです。

昔ながらの沖縄そばの麺を感じさせる独特のコシがあって、絶妙のバランス。



風味もしっかりと感じられて、食感、麺の太さ、口当たりもすごく好みの麺。

自家製麺を扱うお店も増えてきましたが、ここでしか味わえない麺だと思います。



『丸翔』の三枚肉は、通常の甘辛に煮付けたタイプではなく、スーチカー仕様。

「スー(塩)」に「チカー(漬ける)」の名前のとおり、豚肉を塩漬けしたもの。

塩なのでさっぱりといただくことができ、豚本来の甘みも感じられます。

繊細なスープにもぴったり。



キングオブ豚肉の骨付き本ソーキ。

身のしっかりとした骨付き肉をガブっといく瞬間が堪りません。



軟骨ソーキは、甘辛で濃厚に煮付けています。

柔らかく、食感はとろとろ。

味クーター(濃い味付け)な豚肉なので、これは、麺・スープとは別に食べた方が良いですね。

麺が無限に進みます。



沖縄そばの美味しさに隠れて、前回気にしてませんでしたが、『丸翔』のじゅーしーも絶品。

出汁がよく効いていて、優しい味ですが、油の加減が絶妙なんです。

お腹に余裕があれば是非食べてほしい。



行列店ということもあって、那覇在住の私にはハードルの高いお店。

今回、クリスマスならと思い訪問しましたが、結局満席でした。

凄いのが3拍子揃っている点。

スッキリとした鰹中心の魚介系スープ、独特のコシがある自家製生麺、さらに味付けが絶妙な三枚肉やソーキ。
特に麺は、オールドスタイルと、生麺の良さを兼ね備えたオリジナルな食感でここでしか食べられない味です。

1時間以上かけてでも食べたい沖縄そば、お薦めです。

 

 

【うるま市の沖縄そば屋一覧】

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