さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

あやぐ食堂26 オムライス

【あやぐ食堂全制覇への道】
人生で、ささやかな夢って、誰しもあると思います。

ハリウッド俳優になりたいとか、3億円当てたいとか、そんなんじゃなくて。
ケーキを1ホール食べてみたいとか、憧れの場所へ行ってみたいとか、出来そうなんだけどやってないやつ。

自分の以前からの夢で、沖縄そばの食べ歩きもそうなんですが、那覇市首里の『あやぐ食堂』のメニューを全制覇してみたいっていう願望があって。
これは今やっとかないと、きっと後悔すると思い、企画を立ち上げました。

沖縄そば食べ歩きとは少しズレますが、沖縄の名物食堂の記録と記憶を残したい、さんぺいの夢の実現に付き合ってもらえたら嬉しいです。

<『あやぐ食堂』の過去記事>

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ども、さんぺいです。

テレビやネットを観ていたら、突然美味しそうな料理が出てきて、気づいたらその料理で頭がいっぱいになってることってありますよね。

特にカレーやラーメンは、一度食べたくなるとなかなか抜け出せません。

先日、「マツコの知らない世界」を見ていたらアニメ聖地巡礼の回で、突然「オムライス」が出てきて、私の頭の中を占領したのでした。

そう言えば最近「オムライス」食べてないな・・・。

こんな時は、そう沖縄料理から定食、丼物まで揃うあの店があるではないか。


 

1カ月ぶりに『あやぐ食堂』を訪問しました。

今回はもう絶対に「オムライス」を食べると決めてます。

厨房では変わらず、テキパキと働く店員さんの姿が。




『あやぐ食堂』に来ると、なぜか不思議な安心感がある。



『あやぐ食堂』のメニュー。

沖縄料理から、カレー、定食、Cランチ、丼物まで、沖縄人(うちなーんちゅ)が好きなものは大抵なんでも揃っています。

食べたいと思った時に、オムライスまで対応しているのが凄い。

この幅の広さが魅力ですよね。



全制覇への道は、いまどの辺まで行ったのだろうか。

企画を始めて、ちょうど3年目に入ったけどまだ26回目。

果たして、生涯の間にゴールにたどり着くのか。
答えは誰にも分からない。



念願の「オムライス」680円。

テレビで観てから、16時間ぐらい「オムライス」が頭をぐるぐる回っていたので最高に嬉しい。

『あやぐ食堂』の「オムライス」の第一印象は、まずデカいという事。

イメージしていたサイズの1.5倍はある。



大盛のケチャップライスに、玉子焼き、そして綺麗にかけられたケチャップ。

そうそう、これこれ

自分が食べたかったのこういうやつ

と思わず言いたくなるような、私のイメージどおりの「オムライス」が出てきました。



昨今の「オムライス」は、いわゆるフワトロ系で、真ん中を切るとトロっと玉子が流れ出すようなルックスが多いと思います。

でも、そういうんじゃない。

俺が食べたかったのはまさに『あやぐ食堂』の「オムライス」だったんだ。

玉子は薄めで、しっかり火が通っている感じ。

そこに、遠慮なくケチャップがかかった「オムライス」。



具材は、玉ねぎとニンジン、ポークランチョンミートでシンプルな構成。

ライスとケチャップの和え方もばっちりで炒めた感じも良い。

味付けは、まごうことなきケチャップ味で、徹頭徹尾ケチャップの味しかしない。

最近はホワイトソースをかけた「オムライス」とかあるけど、あんな洒落た料理じゃなくていいんだよ「オムライス」は。



ボリュームが凄くて、食べても食べても「オムライス」。

量が多いのは『あやぐ食堂』のメニュー全般そうなんだけど、「オムライス」は確実にボリューミーだと思う。



「オムライス」を超えることもなく、「オムライス」以下でもない。
正しく「オムライス」。

私の脳内の「オムライス」を100パーセント再現してくれた『あやぐ食堂』に感謝。

玉ねぎとニンジンとポーク、それをライスとケチャップで炒めたごくシンプルな料理がこんなに美味しいとは。
やっぱりケチャップって偉大だなぁ。



ちなみにスープは、味噌汁。

この辺もカフェやレストランにはない食堂の「オムライス」ならでは。




十二分にケチャップライスが堪能できる『あやぐ食堂』の「オムライス」。

私にとっては、この「オムライス」が原点で、最終形態かな。
あまりお洒落系「オムライス」を求めていないので。

ノスタルジーと言われても良い。
だって好きなんだもん。

古き良き「オムライス」を思う存分食べたいという方に、『あやぐ食堂』の「オムライス」お薦めです。