さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

ごさまるしぇ 霜降りあぐーが美味しい沖縄そば

ども、さんぺいです。

2025年も活発な沖縄そばの出店。
今回また新たに個性派のお店が出来ました。

8月31日に中城村にオープンした『ごさまるしぇ』。

数ある沖縄そば屋さんの中でも珍しい、沖縄そばと農業を掛け合わせたお店なんです。



『ごさまるしぇ』の名前はもちろん中城村の英雄、護佐丸からですよね。



注目のポイントは肉。

運営の母体となっているのは、長年飼料の生産を営んできた会社なんだそう。

生産者と共に、こだわりの豚、牛、鶏を生産しています。



生産から加工、さらに販売まで一貫して携わることで、上質なお肉を手軽な価格で提供することができるんだそう。

これだけふんだんに「あぐー」を使う沖縄そばのお店はほかにないと思います。



場所は中城村役場近く。

幹線道路の国道329号線から一本中に入った道路沿いにあります。

329号線からも建物が見えます。



旧中城村役場の場所を使用しているだけあって、駐車場がめちゃくちゃ広いのもポイント。

何かイベントが出来そうなほどスペースがあり、駐車場に困ることはないはず。



『ごさまるしぇ』は地域のお買い物の場としての機能も担っており、農作物をはじめ食料品や駄菓子まで販売されています。

オープンしたばかりでまだ野菜は少な目ですが、今後充実させていきたいとのこと。




店内は学校風になっていて、懐かしいあの机や椅子が並んでいます。

親しみがあってほっこりする空間。



この日も地域の方が多く訪れていました。



黒板には、中城村のマスコットキャラクター護佐丸が。




注文は食券制です。



やっぱりメニューはお肉推し。

沖縄そばは、三枚肉、本ソーキが載った「ござまるそば」に、赤肉そば、黒毛和牛そばが揃っています。

あぐーとんかつ定食に、黒毛和牛焼肉定食も。

ポーク玉子は、後述しますが絶品の卵を使ったスペシャルなメニューです。



今回は、お得な「ごさまる定食」1200円をいただきました。

沖縄そばに、ジューシー、もずく酢、漬物、ゼリーがついた定食です。



ごさまるそば(沖縄そば)は、肉にこだわりの店だけあって、豚肉が一面に載った贅沢仕様。



スープは、後味スッキリながらじんわりと染みる美味しさで、余韻があります。

雑味がなく角がないので、もうどんどん飲み進めてしまう。

油感はなく、サラッとした印象。

ほんのり甘さも感じます。

 

 

麺は、やや細めで、オーソドックスな沖縄そばの麺。

ぷつんと切れるような食感が嬉しい。

安定感のある幅広く好まれそうな麺です。



本ソーキは、歯応えがしっかりあって噛めば噛むほど美味しいお肉。

味付けは穏やかなので、肉本来の味が感じられます。

三枚肉は脂身がしつこく感じられることも多いのですが、『ごさまるしぇ』の三枚肉は甘味があってほんと美味しい。

 

 

『ごさまるしぇ』の文字が可愛いかまぼこ。

実は見た目だけじゃなく、中身も良いんです。

良いかまぼこ使ってます。



黄色と言うよりもオレンジの玉子焼き。

ナチュラルにこの色になるそうで、餌にこだわって育てられた鶏の卵なんだそう。



ジューシーは、あっさりと仕上げています。

ひじき、にんじん、ネギ、かまぼこ、椎茸と具沢山なジューシー。

沖縄そばとの相性もバッチリでした。



大根と柚子のお漬物。



もずく酢でさっぱりと。



デザートのゼリーまで美味しくいただきました。



洗練というよりも、ストレートで素朴な美味しさの沖縄そば。

飽きの来ない定番の味で、広く地域の人気になりそう。

お肉が絶品なので、赤肉や和牛のそばも食べてみたいです。



オレンジの玉子焼きが気になって店員さんに尋ねたら、特別に生卵を見せていただきました。

こちらも特別な飼料で育てているんだそう。

生卵の時点で強いオレンジ色で、三層になっており、濃厚卵白がこんもりと盛り上がっているのが分かります。




この卵で作った玉子焼きが濃厚な美味しさ。

ポーク玉子定食が限定の理由が分かりました。

こちらも是非食べてほしいです。

 



【中城村の沖縄そば一覧】

okinawasoba.hatenablog.com



【沖縄そばの日トークイベントやります】

10月17日は「沖縄そばの日」!
沖縄そばを食べるだけでは飽き足らず、遂に沖縄そばのトークイベントを企画しました!
場所は沖縄カルチャーの聖地「桜坂劇場」。ボーダーインク社の新城氏をお招きし、徹底的に沖縄そばを語ります。
沖縄そば好きの皆さん、一緒に沖縄そばでゆんたくしましょう。