ども、さんぺいです。
2025年夏の沖縄そばのトレンドと言えば、「冷やし系」の増加です。
okinawasoba.hatenablog.com
本ブログでも取り上げているように、以前から冷製の沖縄そばはありましたが、今年に入って、限定などで扱う店が一気に増えました。
やはりこの1、2年、一気に暑さが増したせいでしょうか。
飲食は気候の影響をもろに受ける分野。
今後も積極的に「冷やし」の沖縄そばを追っていきたいと思います。
今回訪問したのは、「うるま市沖縄そばスタンプラリー」5店舗目、具志川にある『大宝そば』です。
製麺所の『大宝食品』が沖縄そばを提供するという、麺を生かした「冷やし沖縄そば」にはドストライクなお店。
場所は、具志川運動公園の近く。
うるま市消防本部具志川消防署向かいになります。
隣には、沖縄そばの有名店『まるやす』があるというストロングスタイル。
お店の横に駐車場が用意されています。
複数台駐車が可能で、遠方から車での訪問も安心です。

『大宝そば』は、2022年8月にオープン。
店内のすぐ横に製麺所があるのが特徴。
窓越しの製麺の様子を見ることができ、この臨場感が堪らない。
明るい接客で、飾らない誰でも利用しやすいお店です。
席は、テーブル席、カウンター席、小上がりの席があります。
14時過ぎとピークの時間は過ぎていたのですが、満席と人気でした。
注文は食券制です。
『大宝そば』のメニューは、基本の三枚肉そば、軟骨ソーキそば、本ソーキそばがあり、3種のお肉が食べられる「大宝そば」もあります。
ほかに、ゆし豆腐そばがあり、アーサ、てびちなどのトッピングも可能。
珍しいところでまぜそばなどメニューも。
これは麺に強い製麺所ならではですね。
麺は、「太麺」と「細麺」から選ぶことができ、この辺にも麺への拘りを感じます。
今回は、目当ての「沖縄つけそば」900円をいただきました。
「冷やし」といっても色々なスタイルがありますが、麺は冷たく締められていて、つけ汁が温のタイプ。
いわゆるオーソドックスな「つけめん」スタイルですね。
動物系をベースに魚介の旨味をプラスしたつけ汁。
沖縄そばの「つけめん」は、麺つゆタイプが多いのですが、『大宝』は王道のつけめんといった感じ。
粘度も感じる濃厚なつけ汁です。
複雑な味わいなので、どういった出汁かまでははっきり分からなかったのですが、濃厚で満足感ばっちり。
はっきりとした強力な旨味を打ち出していて、麺つゆだけの冷やしには無い美味しさがあります。
ドロッとまではいきませんが、厚みのあるつけ汁は間違いなく濃厚でパンチ系。
どんどん引き込まれていきます。
今回の主役とも言える麺。
製麺所を生かしたオリジナルの生麺です。
ツルツルの口当たりで、ぷるぷる中細の平打ち麺。
緩くウェーブがかかっていて、喉越しがめちゃくちゃ良いです。
冷やしで締められていることもあり、押し返すような力強さがあります。
小麦粉の風味も感じられる美味しい麺です。
具材に、伝統の三枚肉が載っているところが沖縄そばらしさでしょうか。
厚みがある三枚肉で、甘辛の濃厚な味付け、麺が進みます。
味が良く染みていて、噛みしめて美味しい豚肉でした。
ちょっと変わった『大宝そば』の味変アイテム。
味付けされた鰹節に少し唐辛子が入っています。
かなり辛さがあって、魚介の風味がプラスされると共に良いアクセントに。
そして、清涼感が嬉しいネギ。
つけそばは単調になりがちなので、味変アイテムが活躍します。
つけ汁を割るためのスープも提供されます。
細かい心遣いがありがたい。
濃い場合に調整が出来るほか、スープを足してそのまま飲むこともできます。
もともと旨味が詰まった汁なので、割っても美味しい。
これは、純粋に麺が美味しいからこそできる一品。
製麺所ならではのつけそばだと思います。
濃厚なつけ汁も、沖縄そば界では珍しく、工夫が光る一杯でした。
周りでも注文しているお客さんが多く、夏場は需要があるのかなと思います。
今日は気分を変えてサッパリと、という日にお薦めです。
うるま市沖縄そばスタンプラリーは、まだまだ5個目。
【うるま市の沖縄そば一覧】
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