【あやぐ食堂全制覇への道】
人生で、ささやかな夢って、誰しもあると思います。
ハリウッド俳優になりたいとか、3億円当てたいとか、そんなんじゃなくて。
ケーキを1ホール食べてみたいとか、憧れの場所へ行ってみたいとか、出来そうなんだけどやってないやつ。
自分の以前からの夢で、沖縄そばの食べ歩きもそうなんですが、那覇市首里の『あやぐ食堂』のメニューを全制覇してみたいっていう願望があって。
これは今やっとかないと、きっと後悔すると思い、企画を立ち上げました。
沖縄そば食べ歩きとは少しズレますが、沖縄の名物食堂の記録と記憶を残したい、さんぺいの夢の実現に付き合ってもらえたら嬉しいです。
<『あやぐ食堂』の過去記事>
ども、さんぺいです。
人はなぜ二日酔いになるのか・・・私の生涯のテーマです。
二日酔いで辛い思いをするのが分かっていながら、なぜか前日に酒を飲み続けてしまう暴挙。
必ず後悔して、もう二度と酒を飲まないと心に誓うのですが、2、3日経つと忘れているという。
こんなにも学習しない自分が謎すぎる。
タイムマシンがあったら、昨晩の自分に会って説教したい気分です。
気持を切り替えて、『あやぐ食堂』訪問の話を。
2020年7月から始めた、「あやぐ食堂全制覇への道」。
足掛け3年続けているわけで。
当初はとにかく好きなメニューから食べまくるという作戦でやってきました。
現在、まだ半分もいってないと思うのですが、主要なメニューを徐々に制覇している感じで。
これからは、偏りがないように攻め方も考えていこうかなと思っています。
汁もの、揚げもの、ちゃんぷるー、そば系をローテーションみたいな感じで。
『あやぐ食堂』のメニュー札です。
まだまだ道のりが長いですね。
もちろん、それが楽しみでもあります。
28回目の今回いただいたのは、魚フライ定食830円です。
おそらく、チキン唐揚定食やとんかつ定食などと比べて、なかなか手がいかないメニューかないと思います。
でもまず最初に言いたいのが、歳を取るにつれて、魚フライが好きになっているぞということ。
鶏肉や豚肉などボリュームのある、肉々しいメニューも良いのですが、大人になると分かる白身魚の美味しさ。
魚料理全般ですが、年齢を重ねるとグッと好きになっていきます。
白身魚は淡泊ではありますが、逆に重たくなりすぎないのが嬉しいポイントなのです。
揚げ物にいきたいけど、とんかつは重たすぎるし、チキン唐揚はボリュームが過ぎるという場面で、白身魚のフライは絶妙な存在。
揚げ物としての美味しさも、適度なライト感もある、ベストポジション。
『あやぐ食堂』の魚フライは、まず揚げたての衣がサクサクなのが嬉しい。
揚げ物はこうでなくっちゃという美味しさです。
白身の魚で重たい感じはありませんが、味付けもほどよく、揚げてあるのでしっかり食べ応えもあります。
清涼感のあるソースも魚フライにぴったりで、もうどんどん食べ進めてしまう。
大ぶりな魚フライが、二切れ乗っているのですが、ペロリといけちゃいます。
今回のプレートで、白身魚フライと2枚看板なのが、ウィンナー。
もちろん『あやぐ食堂』なので、ただのウィンナーでは無いわけで。
前回の「ウィンナー定食」の回でも紹介した、実力は折り紙つきのやつ。
よくソースが絡まったウィンナーを焼いていて、独特の香ばしさがたまらない一品。
白身魚フライと、ウィンナーに相対するのは、もちろん白飯。
デフォルトでも大盛の白飯ですが、爆発力のあるおかずに、みるみる減っていきます。
合間の味噌汁も最高。
基本、白身魚フライと、ウィンナー、白飯と味噌汁だけでも、もう満足感ある。
プレートの脇を固めるのは、いつものやつ。
玉子焼きは万能にして、必要な存在。
どんな揚げ物を食べた後でも、一瞬でフラットな状態に戻してくれるキャベツの千切り。
口直しに最適です。
白身魚フライにも合わないわけが無い。
私が影の主役と呼んでいるマカロニサラダ。
いつも最後に食べるのですが、満腹にさらにダメ押ししてくれる存在感。
このボリューム感が、あやぐ印なのです。
一見、地味な存在ですが、食べると間違いなく美味い魚フライ定食。
この年齢がもっともっと好きになっていきそうな予感がします。
ハードにリピートはしないかもしれませんが、選択肢に入れておきたい一品です。