沖縄そば BIGGOOD - さんぺいの沖縄そば食べ歩き

ども、さんぺいです。

「好きな沖縄そば屋」の基準って様々だと思います。
スープや麺の好みはもちろん、行きやすい場所にあるとか、値段がリーズナブルとか。

もしかしたら、店主さんの個性に惹かれてという場合もあるかもしれませんね。

ご存知のとおり、私は沖縄そば食べ歩きが趣味なのですが。
その点でいうと、やっぱり他で食べられないような個性的なお店が好きで。

沖縄そばの味もそうですし、店舗のつくりも含めて、ここじゃなきゃ味わえないという店が大好きです。
少し尖がってても、他にない唯一無二って魅力的ですよね。

まさに今回訪問した『沖縄そば　BIGGOOD（ビッググッド）』はそんなお店でした。

場所は、沖縄大学近く。
寄宮から、沖大向けに入っていくと、すぐ左手にお店があります。

ビビッドな黄色の外観が目印。

駐車場は近隣のコインパーキング等を利用ください。

圧巻なのが、店内のインテリア。

映画、音楽、フィギュアなど、カルチャーが詰まっています。
個人的にはハイスタやブルーハーツなど、ツボにはまるものばかりで、一気に引き込まれました。

ほとんどが店主さんが自宅から持ってきたものなんだそう。

もう永遠に見ていたくなる小物たち。

ロックで、キッチュで、エモい。

席は、カウンター席と小上がりの席があります。

夜営業もされていて、夜はアルコールを楽しむこともで、沖縄そばも食べられるんだそう。
〆に沖縄そばとか最高じゃないですか。

雰囲気的に、飲みにも最適なお店だと思います。

『BIGGOOD』のメニューです。

豚鶏をベースにした「濃厚そば」と、鰹・昆布・豚をベースにした「塩そば」が２枚看板。

私は今回「濃厚そば」をいただいたのですが「塩そば」を食べるとまた印象が違うかも。
オーソドックスな沖縄そばが好きな方は、「塩そば」の方がイメージ近いと思います。

「濃厚」は、具材が低温調理豚ヒレ、豚肩チャーシュー、マース煮三枚肉から選ぶことができます。

ほかトッピングで、煮玉子や、自家製麻辣油を追加可能。

サイドメニューに、沖縄そば定番のジューシーも。

こちらもオリジナリティがあって、鶏とゴボウのジューシーと、豚キムチジューシーがあります。

嬉しいのがフーチバーのサービス。
好みの量をいただけます。

今回は、「濃厚そば」850円に、200円追加でお肉全部載せにしてもらいました。

通常でもインパクトがある沖縄そばに、お肉追加でなんとも豪華なビジュアルに。

豚、鶏、野菜を煮込んで、完成までに３日かかるというスープ。

まさに「濃厚」という言葉がぴったり。
粘度もあるスープはとろりとしていて、強く煮込んでいるのが分かります。

ひと口目からガツンとくるスープ。
塩分もしっかり目です。
コクがあるのはもちろん、色んな旨味が凝縮されていて、めちゃくちゃ厚みがあります。
苦味も薄っすらと感じられて、動物系だけじゃない複雑な味わい。

万華鏡のように、色んな味が感じられて飲み応えのあるスープでした。

麺は、亀浜製麺所の細麺ストレート。

しっかりとしたコシがあって、噛み応えもばっちり。
濃厚スープもよく絡みます。

ギミックも沢山あって、その一つが鰹節。

直接具にすることで、鰹の風味をよりストレートに感じることができます。
スープと合わせて食べると美味しい。

ネギも種類を変えて入っていて、清涼感が濃厚スープによく合っていました。

３種類の豚肉。
低温調理豚ヒレは、しっとりとした食感。

味が奥まで染みています。
これは初めての体験。

豚肩チャーシューは風味が良くて、これぞ豚肉といった感じ。

噛みしめて美味しいチャーシューです。

一番好みだったのが、マース煮の三枚肉。
塩で上品に仕上げた三枚肉で、味がよく染みています。

脂の感じ、食感も良くて、もし一つ選ぶならお薦め。

『BIGGOOD』は、お店の雰囲気も沖縄そばも「個性の塊」と呼びたい沖縄そば屋。
一度行ったら忘れられないインパクトを残します。

「濃厚そば」は、人を選ぶと思うけど、ハマる人は間違いなく好きな味。
沖縄そばの中でも、最重量のこってりだと思います。
もちろん濃度だけでなく、旨味が幾重にも重なっているのもポイントです。

他で絶対に食べられない沖縄そば、是非、訪問してみてください。