さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

沖縄SoBaとPanの店 シラノ


ども、さんぺいです。

イタリアンや、和食など異業種での経験を活かした沖縄そばが最近増えてきます。

伝統はもちろん大切。
その上で革新が生まれていくことは良いことかなと思っています。

今回は、元フレンチシェフが手掛けるお店、沖縄市にある『沖縄SoBaとPanの店 シラノ』を訪問しました。




『シラノ』は、名前のとおり沖縄そばと、パンの購入ができる珍しいお店です。

場所は、沖縄市高原。
国道329号線を北向けにいき、マクドナルドを過ぎて高原から左折。

坂を上っていくと右手に看板が見えてきます。

黄色の外観が印象的で、入口からもう雰囲気あります。

 

 

お店の下の方に駐車場が用意されています。

スペースには余裕があるので安心。

駐車して階段を登っていくとお店があります。



店舗がとにかくお洒落。

沖縄そば屋さんというよりも、まさにレストラン。

エントランスからもう異空間になっていて、心を掴まれます。



部屋がいくつかに分かれていて、こちらは中央のスペース。

洋風のインテリアが素敵です。

雰囲気は抜群。

 

大人数でもいけそうなテーブル席。

会話も弾みそうです。



大きな窓のあるカウンター席。

緑が目の前に広がる、開放感のある席になっていて、最高に贅沢。
ひとり客でももちろんゆったりと食事を楽しむことができます。

この中で沖縄そばをいただけるなんて、テンション上がる。




『シラノ』のメニューです。

沖縄そばは、三枚肉そば、軟骨ソーキそば、本ソーキそばが基本。



セットメニューは、好きな沖縄そばに、肉まん、デザートに杏仁かプリンが選べます。



珍しいスパイスカレーそばも。

ただのカレーそばのはずもないので、こちらも興味津々。



ほか、あさりだし沖縄そばがあります。



注文後の待ち時間、ガーリックトーストが出てきます。

こうした工夫も、通常の沖縄そばには無いアイデア

外を眺めながら、トーストをいただき、期待が高まっていきます。




今回は本ソーキそばのセット1300円をいただきました。

沖縄そばに、デザートのプリン、そしてジューシーではなく肉まんが付いてくるというこれまた面白い組み合わせ。




スープは鰹出汁を効かせた魚介系ベース。

押しの強いタイプではなく、抑制の効いたあっさりとした滋味のあるスープです。
味付けは優しく、とても円やか。

動物系の強いスープを想像していたのですが、伝統的な沖縄そばを洗練させたような感じ。
革新的というよりも、ベースを守りながらさらに美味しくしたような印象でした。

スッキリしていますが、余韻がずっと残るスープ。




パンの店でもあることから分かるとおり、小麦にこだわった自家製麺が特徴。

中細の少しだけ捻じれが入ったストレートに近い麺。

自家製麺でコシにこだわるお店も多いのですが、単に固いという感じではなくゆっくりと歯が入っていくもっちりとした食感。

小麦の風味もしっかり感じられます。

ツリプル系とまた違い、噛みしめたくなる美味しい麺でした。



大ぶりの本ソーキ。
味付けはあっさりと優しく、様々な出汁の味も感じます。

スープ同様に、押しが強い感じではなく、あくまで上品な味付け。



玉子焼きも彩のアクセントになっていました。





なんとセットは肉まん。

沖縄そばのスープと一緒にいただくのがお薦めなんだそう。
ユニークな組み合わせですね。



フワッとした皮に、肉餡がぎっしり詰まっています。



この肉まんと沖縄そばを合わせて食べるという、私も初めての体験。

なるほど、肉まんは薄味に仕上げられていて、沖縄そばのスープも良く合います。

想像よりも穏やかな味にほっこりしました。



肉まんには、酢醤油も用意されているので、お好みで。

自分は半分ずついただき、肉まんを2倍楽しみました。



デザートのプリンは濃厚な舌触り。
甘すぎず、大人のスイーツです。




『シラノ』の沖縄そば

全体に抑制が効いていて、スープも具も味付けは上品。
その分また麺の美味しさが際立っています。

お店の雰囲気も最高。

特に麺は、他では食べられない沖縄そばだと思いますので、是非味わってほしい一杯です。



【さんぺいのYouTube

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