ども、さんぺいです。
みなさん連休はどうだったでしょうか。
自分は仕事もあったりで思うように沖縄そば食べ歩きができなかったのが心残り。
2024年内に沖縄本島の沖縄そば全制覇したいけど、道のりは険しそう。
スケジュールと胃袋との勝負ですが、日々挑戦を続けます。
今日は、うるま市具志川にある『大宝そば』を訪問しました。
沖縄そば屋にはいろんなタイプの店があって、専門店はもちろん、食堂であったり夜は居酒屋という店もあります。
そんな中で『大宝そば』は、製麺所の『大宝食品』が沖縄そばを提供するという、ド直球なお店。
沖縄県内には製麺所が運営する沖縄そば屋がいくつかありますが数は多くありません。
場所は、具志川運動公園の近く。
うるま市消防本部具志川消防署向かいになります。
隣には、沖縄そばの有名店『まるやす』があるという沖縄そば激戦地帯。
お店の横に駐車場が用意されています。
遠方から車での訪問も安心です。
『大宝そば』は、2022年8月にオープン。
店に併設されるように製麺を行う大きなスペースがあり、他の沖縄そばとはまた違った雰囲気があります。
気軽にフラッと入れて、地域の沖縄そば屋さんといった感じ。
この日も開店と同時に、多くのお客さんが訪れていました。
席は、厨房まわりのカウンター席、テーブル席、そして座敷があります。
座敷があるので家族連れでの利用も安心。
連休中ということもあって、ファミリー客も多くいらっしゃいました。
シンプルで、華美な装飾はなく落ち着いた店内。
自分としてはこれぐらいの方が利用しやすいです。
注文は食券制です。
『大宝そば』のメニューは、基本の三枚肉そば、軟骨ソーキそば、本ソーキそばがあり、3種のお肉が食べられる「大宝そば」もあります。
ほかに、ゆし豆腐そばがあり、アーサ、てびちなどのトッピングも可能。
珍しいところでは沖縄つけそばや、まぜそばのメニューも。
これは麺に強い製麺所ならではですね。
麺は、「太麺」と「細麺」から選ぶことができ、この変にも麺への拘りを感じます。
今回は、三枚肉、本ソーキ、軟骨ソーキ、3種類の豚肉が食べられる「大宝そば」870円をいただきました。
麺は「太麺」をチョイス。
かなり太い麺を想像していたのですが、一般的な沖縄そばの麺と比べても中太程度。
それほど太い麺ではありません。
細麺がより細いんでしょうね。
具沢山の豪華な沖縄そば、具材はどれも大ぶりで食べ応えありそうです。
スープの第一印象は、昆布の出汁が効いた旨みの強さ。
動物系の出汁もあって、コクのあるスープになっています。
甘味も感じられて、すごく円やか。
味付けはしっかり目で、旨味がはっきりしていて幅広く好まれそうな味。
もう気づくと、無くなってしまいそうな勢い。
麺に注目して訪問したのですが、スープも個性的です。
麺は、中太で角のないソフトな口当たり。
生麺特有のもっちり感があって、伸びもあります。
強いコシというよりは、適度な歯応えがあって、それがまた良いんだ。
ゆっくりと歯が入っていく感じが好みでした。
滑らかで、啜り心地もとても良いです。
小麦の風味も感じられて、さすが製麺所の沖縄そばですよね。
味染みの三枚肉。
派手な味付けではなく、程よく仕上げています。
厚みもあって、歯ごたえもばっちり。
印象的だったのが、本ソーキ。
骨付きのスペアリブですが、かなり大ぶりで食べ応えのあるボリューム。
かぶりついて食べる本ソーキはまた格別の旨さ。
味付けも絶妙で、肉感もあって、めちゃくちゃ好み。
お肉に迷ったら、本ソーキがお薦めです。
軟骨ソーキの方も、よく味が染みていて惜しいしかったです。
沖縄そばでは珍しい、結び昆布。
沖縄では昆布を具として食べる文化があるのですが、これも美味しい。
柔らかく仕上げた昆布は、甘辛く品の良い味付け。
かまぼこも定番ですね。
『大宝そば』の珍しい味変アイテム。
味付けされた鰹に少し唐辛子が入っています。
途中から入れることで、スープに鰹風味が足されてまた違った味わいに。
激変するほどではないので、後半のお楽しみにどうぞ。
初訪問だった『大宝そば』。
昆布と動物系の出汁が効いていて、スッキリしていながら力強いスープ。
厚みがあって、飲み応えありました。
合わせる麺は、さすが製麺所といった感じの伸びのある生麺。
双方ががっぷり四つに組んだ名勝負な沖縄そばでした。
具も本ソーキをはじめとして、脇役の昆布からかまぼこまで豪華で、満足感がしっかり。
だからこれだけ地元で人気なんですね。