ども、さんぺいです。
2025年の沖縄そば界の出来事といえば、新たなスタンプラリーの誕生です。
過去にも本部町や那覇の市場近辺などローカルなスタンプラリーが実施されましたが、地域単位のスタンプラリーは貴重。
しかも、沖縄そば屋さんが主体となっている点に特徴があり、近年の沖縄そば業界の盛り上がりを象徴しているのではないでしょうか。
企画は、うるま市の沖縄そば専門店『金匠(きんしょう)』を営む金城さんが発端。
地元の沖縄そば屋を盛り上げるため何かできないかと、一念発起し、地域の沖縄そば屋に声かけしたんだそう。
うるま市各店のチームワークで実現した企画です。
期間は、2025年6月1日から8月31日まで。
うるま市内の全12店舗を回るというもの。
全制覇すると特注のTシャツが貰えます。
私の最終訪問先となったのがこちら、うるま市大田にある『具志川そば 愛ちゃん』。
移転前から含めキャリア30年以上になる歴史あるお店です。
お客さんの地元率が凄く、地域に熱烈に愛されているのが分かります。
場所は、サンエー与勝シティ近くで、県道8号線沿いにあります。
通り沿いにあり目立つ看板なので、見かけたことがあるという方も多いはず。
店舗前と横に、余裕を持って駐車場が確保されています。
店舗も席数が多いのが特徴。
団体でも利用でき、小上がりの席もあるので家族連れでも安心です。
清潔感があり、明るい接客も印象的でした。
席は、テーブル席、カウンター席、小上がりの席があります。
訪問したのはスタンプラリーの最終日。
隣のお客さんも、12店舗目最終の訪問だったようで、「滑り込みセーフ」で間に合ったことを喜んでいました。
こうした充実感もスタンプラリーの醍醐味ですよね。
注文は食券制です。
沖縄そばは、三枚肉そば、軟骨ソーキそば、本ソーキそばが基本メニュー。
さらにゆしどうふそばがあり、全部載せ的な「具志川そば」が看板メニューになっています。
スープが2種類あり、「こってり」と「あっさり」から選ぶことができます。
okinawasoba.hatenablog.com前回は「こってり」をいただきました。
ガッツリいきたい方は、「こってり」がお薦めです。
今回は、基本に帰って「三枚肉そば」850円を「あっさり」で注文。
豚・鶏をベースに、鰹・昆布・煮干しで出汁を取ったというスープ。
スッキリとしたあと味で、オーソドックスな王道の沖縄そばです。
こねくり回した沖縄そばより、結局こういうのが一番旨いんだよな。
雑味がなく、ストレートに出汁の美味しさが味わえるスープ。
コクもしっかりあって淡泊な感じはなく、満足感もばっちり。
塩味も効いていて、どんどん飲み進めたくなる、そんなスープでした。麺は、もう間違いない亀浜製麺。
中細ストレートで歯応えのある麺は、啜り心地よし、のど越しよしで安定感抜群です。
三枚肉のこの厚みよ。
味の良く染みた三枚肉は、これぞベテラン店と思わせる堪らない美味しさ。
やっぱり最も基本的な沖縄そばにこそ、技術が出ますよね。
脂身の部分まで美味しく、贅沢な三枚肉でした。
普段は脇役になりがちなかまぼこ。
昔の沖縄そばは、「かまぼこたーちにししてぃーち(かまぼこ2枚に豚肉が1つ)」と言われ、三枚肉にかまぼこ、紅生姜、ネギが基本スタイルでした。
『具志川そば』は、かまぼこまで抜かりなく美味しいのが本物の証。
訪問の際は、是非、かまぼこにも注目してください。
沖縄そばとセットでマストなのがジューシー。
『具志川そば』はあっさり仕様で、ほんのり油をまわした加減が絶妙。
人参、椎茸、豚肉などが入っており、味付けは穏やかなので無理なく食べられます。
優しい味わいの王道な沖縄そば。
飽きが来ず、明日もまた食べたいと思うような一杯で、地元に人気があるのも良く分かります。
長年愛されているのには理由があるんですよね。
意欲的な店主さんで、先代からの味を引き継ぎながら常にブラシュアップを重ねています。
今後がますます楽しみです。
うるま市沖縄そばスタンプラリー、全12店舗完走しました。
最終日ギリギリに駆け込みでしたが、制覇できてよかったです。
沖縄そばを食べているだけですが、不思議な達成感、喜びありました。
また次回も楽しみにしています。
【うるま市の沖縄そば一覧】
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okinawasoba.hatenablog.com10月17日「沖縄そばの日」沖縄そばを食べるだけでは飽き足らず、無謀にもトークイベントを企画してしまいました。
会場は、沖縄カルチャーの聖地「桜坂劇場」。
沖縄そばのイベントなんて前代未聞。
お客さんが集まるか不安で震えております。
どうか!応援よろしくお願いします!