
ども、さんぺいです。
コロナ禍以降、特に2024年あたりから沖縄そば屋が増加しています。
毎週1店舗が開業するペースで訪問が追いつかないほどで、そばじょーぐー(沖縄そば好き)は嬉しい悲鳴をあげています。
店舗数が増える中で様々な変化がありますが、一つが営業形態の多様化。
朝そばが出来たり、深夜営業の店が増えたりなどありますが、「間借り」もその一つ。
もともと沖縄そばでは、夜居酒屋、昼沖縄そばのいわゆる「二毛作」の店が定番としてありました。
そんな中で、居酒屋などの店舗を昼だけ「間借り」し沖縄そばを提供する店も増えています。
今回訪問した「ひーぷーの間借りそば」もその一つ。
もともとは、東京の新高円寺で『沖縄そば専門店 おおみね』を営んでいる店主さんが、沖縄への帰省時に月に2、3日程度、居酒屋を間借りし沖縄そばを提供しています。
お店は那覇市泉崎の『旬彩いろは』を使用し、2025年にオープン。
近くには沖縄県庁や沖縄県警などがあり、オフィス街となっています。
那覇の中心市街地となるため、車での訪問の場合は近隣のコインパークを利用。
沖縄都市モノレール「県庁前駅」からも近いです。
居酒屋で営業していることもあり、落ち着いた雰囲気。
天井が高く、空間が広く感じます。
居酒屋は、店主さんの恩師がやられているお店とのことで、そんな繋がりも沖縄らしくて良いですね。
席は、カウンター席のほかテーブル席が複数あり、スペースはゆったりめ。
リラックスして食事を楽しめると思います。
朝7時半から営業しているのも特徴で、帰省の短い期間、できるだけ多くの方に沖縄そばを食べてほしいとの想いからなんだとか。
私も張り切って、7時半に訪問しました。
泡盛の「ニコニコ太郎」があるのが嬉しい。
間借り営業のため、あくまでも居酒屋メインのお店ですが、コーレーグースーや七味など沖縄そばに欠かせない香辛料も揃っています。
メニューは、沖縄そば(三枚肉そば)、軟骨ソーキそばをベースにして、アーサそばやミックスそばがあります。
さらに具材を追加したい場合は、トッピング対応も可能です。
ジューシーなどサイドメニューは今後増やしていきたいんだそう。

今回は、沖縄そば(三枚肉そば)をアーサトッピングでいただきました。
彩りも綺麗な沖縄そば。

間借り営業ということもあって大々的な告知もなく、私も口コミで店を知りました。
そのため、事前の情報が無く、未知の沖縄そばということもあってドキドキしながらひと口目を啜ります。
あっさりとしながらも、旨味が詰まったスープが印象的でした。
味付けは塩で控えめに。
抑制が効いた美味しさが好みです。
バランスの良いスープで、主張が強すぎないので自然に身体に染みこむ感じ。
油感も少なく、後味はスッキリ。
円やかで優しいスープでした。
店の特徴になっているのが、自家製の手打ち麺。
沖縄そばが好きという一心で東京でも営業を続け、沖縄への帰省時にも間借り営業するほど熱心な店主さん。
手打ちで麺作りを行う心意気に頭が下がります。
麺は中太で厚みがあり、よく手揉みすることで、強い縮れがポイントです。
独特のもっちりとした食感があり、啜った時のインパクトもある個性的な麺でした。
三枚肉は通常甘辛く濃いめに味付けする店が多いのですが、『ひーぷーの間借りそば』は見た目のとおり、穏やかな味付け。
それでもしっかりと味は染みていて、しっとりとした三枚肉が味わえます。
かなり厚みがあって、食べ応えは十分。
トッピングのアーサ。
磯の風味が、塩ベースのスープに良くマッチしていて、味変としても優秀。
スープの美味しさを増してくれます。
あると嬉しい玉子焼き。
彩りだけでなく、スープに浸して食べると美味しいんです。
「間借り」営業にも様々な事情があると思うのですが、やはりチャレンジの意味合いが多いのではないでしょうか。
この味をまず食べてほしいとの心意気。
『ひーぷーの間借りそば』はベースが東京にあるため、月1回の帰省に合わせて不定期で開業というユニークな形態ですが、その気持ちが沖縄そばファンとしては素敵だなと思います。
チャンスは月1回というある意味レアな沖縄そばですが、営業をインスタでチェックし、訪問してみてください。
【ひーぷーの間借りそば】
月1回の帰省時に、那覇市泉崎『旬彩いろは』にて営業
7時30分~10時 11時~14時
詳細はインスタにて
https://www.instagram.com/okinawasoba_senmonten_oomine/
【沖縄そば専門店 おおみね】
5席の店内で日曜のみ新高円寺の『ぐらんま』にて営業
ルック商店街焼鳥大八脇から奥へ
営業11時~16時麺が無くなり次第閉店
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果てしない食べ歩きの挑戦の様子を綴っています。
