さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

馬天そば 母直伝の昔ながらの沖縄そば

ども、さんぺいです。

昨日の沖縄は、土砂降りの大雨。
お出かけを予定されていた方にはあいにくの天気になりましたが。

沖縄そば食べ歩きにとっては逆にチャンス。
お客さんが少ない時間帯に、店主さんと交流できる機会にもなります。

今回も、少しゆんたく(お喋り)することができました。

 

 

南城市佐敷新開にある『馬天そば』を訪問しました。

二度の移転を経て1年前から現在地に。
営業は今年で5年目になるそうです。

当初は、居酒屋の間借りで、土日限定の営業からスタートし、お店を持つまでに。

それには、沖縄そば屋さんをやりたいという店主さんの強い想いがあったそうです。



場所は、佐敷の新開。

馬天港や新開団地の近くで、旧「新開レストラン」で通じる方もいるかもしれません。

現在は、ビルの2階がフィットネスジムになっています。



『馬天そば』の入口は、看板を目印に進みます。



案内を進んでいくとお店が見えてきます。

少しドキドキしながら店へ向かいます。



半地下の構造になっていてコンパクトな店内。

カウンター席と、テーブル席があります。



カラフルで、お洒落なチェアー。

清潔感があって、リラックスして食事を楽しむことができます。



入る前は緊張したのですが、店内はアットホームな感じ。

オープンキッチンになっているので、お店の方との距離感も近く和やかな雰囲気です。



インパクトのある箸置き。

家にほしい・・・。



『馬天そば』のメニューです。

基本の三枚肉そば、軟骨ソーキそば、炙り軟骨ソーキそばが揃っていて。

まぜすばや、イカ墨を使ったブラックそばなど進化系な沖縄そばも。

変わったところで、フーチバー麺を使った「アーサ入りふ~そば」なんてメニューもあります。

定番からアレンジ系まで幅広く扱っているお店です。



今回は、三枚肉と軟骨ソーキが両方味わえる「ミックスそば」900円をいただきました。



豚と鰹の出汁が効いた、スッキリとしたスープ。

これに、ドカンと載った軟骨ソーキや三枚肉の甘辛いタレが合わさっていき、なんともいえない味クーター(味の濃い)スープになっていきます。

昔ながらのこの感じ、と言いたくなる沖縄そば

聞くと、店主さんのお母さまが料理上手だったそうで、直伝の沖縄そばなんだそうです。

この味をやりたくてお店を始めたという店主さんの想いが伝わるような極上のスープ。



丁寧につくられた雑味のない味わい。

甘辛さのある、どんどん飲み進めたくなるタイプ。

最近はあっさり系で塩中心に繊細なスープも多いですが、力強いこんなスープも魅力的ですね。
これは絶対にハマる味です。



麺は、細め、ストレートの平打ち麺。

西崎製麺所だそうで、ツルっとした食感が印象的でした。

細めで啜り心地も良い麺。

こちらも、色々試した中で選んだ麺なんだそうです。



印象的だったのが、三枚肉と軟骨ソーキ。

最近の沖縄そばのトレンドは、塩などで控えめに味付けするのが流行りですが。

昔ながらのしっかり甘辛な味付けの豚肉。




甘辛く味が良く染みていて今風なそばとはまた違う、ホッとする味わい。
ああ、昔の三枚肉ってこうだったな、と思い出しました。

味付けには三温糖を用いるなど素材にも気を使われているそうで、丁寧に作られているのがよく分かります。

お母さまから習った技法で作るという三枚肉とソーキは、『馬天そば』ならではのスペシャルな一品。




『馬天そば』は、間借り営業からスタートし、二度の移転を経て現在に至りますが。

市町村をまたぐ移転にも関わらず、ずっと追いかけているファンもいるんだそう。

なるほど、満足感のあるソーキとスープは、食べたら虜になってしまうなと思いました。

場所は大通り沿いではないのですが、お店を見つける楽しみもあると思います。
是非、訪問してみてください。




こちらも味のよく染みた、昔ながらのジューシー。
こういうのが食べたいんだよな、結局。



サービスで冷奴も付いてきます。
まーさん。




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南城市沖縄そば一覧】

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