さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

沖縄そば 金匠(きんしょう) 2 三枚肉そば

ども、さんぺいです。

うるま市沖縄そばスタンプラリーの報告シリーズ、いよいよ11軒目。

今回は、うるま市沖縄そばスタンプラリーの発起人でもある『金匠(きんしょう)』を訪問しました。

店主の名前は、金城匠さん、だから『金匠(きんしょう)』なんですね。

『金匠』は2024年オープンと歴は浅いですが、常々、沖縄そば屋どうし互いに繋がって何かできないかと考えていたそうです。

それからうるま市内の沖縄そば屋へ1軒ずつ声かけを行いますが、思っていたよりも他の沖縄そば屋さんは快く受け入れてくれたんだそう。

スタンプラリーは想像以上に好評で、どの店舗もお客さんが増えたと言います。

そして、何よりお店同士の交流が広がったんだそう。

全ては金城さんの行動力が生んだ「沖縄そばの輪」なんですよね。
その行動力に脱帽です。





『金匠(きんしょう)』は、うるま市字具志川で2024年9月22日に開業。

2種類のスープを用意し、セットものなども充実させるなど豊富な引き出しで、着実に地域の胃袋を掴んでいます。



場所は、具志川の県道8線沿い。

道沿いにあって、赤に黄色の目立つ看板なのですぐに分かると思います。

店舗前に駐車が可能。



さらに建物地下に駐車場が。



看板を目印に駐車ください。



店内は、厨房を囲むようにL字型のカウンターになっています。

カウンター席の鮮烈な赤が印象的。

慌ただしく店員さんが動くライブ感が堪らない、これもカウンター席の醍醐味ですよね。



席は、カウンター席とテーブル席、奥に小上がりの席もあります。

用途に応じて使い分けできるのが嬉しいですね。



うるま市沖縄そばスタンプラリーの賞品でもあるTシャツが飾られています。



注文は食券制です。

三枚肉そば、軟骨ソーキそば、本ソーキそばが基本のメニュー。
全部載せ的な「金匠そば」も選べます。

唐揚げやメンチカツが付いたライスセットも嬉しいですね。

珍しいのが、サイドメニューのジューシーのほかに、「ダイブ飯」80円が用意されています。



『金匠』の特徴が、2枚看板のスープ。

「カツオ味」と「豚骨味」が選べます。

「カツオ味」は、鰹出汁をベースにしたすっきりとしたスープの、オーソドックスな沖縄そば。

「豚骨味」は、豚骨を時間をかけて煮込んだ、濃厚でまろやかなスープが特徴とのこと。

 

okinawasoba.hatenablog.com前回はあっさり系の「カツオ味」をいただきました。



今回は、三枚肉そば750円で「豚骨味」をチョイス。

大ぶりな三枚肉が器を覆い尽くすボリューム満点の三枚肉そばです。

白濁した豚骨スープに胸が高鳴る。

やっぱりこってりにしか出せない迫力ってありますよね。



豚骨をベースにしたスープは、意外にもスッキリとした後味。

深いコクがあり飲み応えは十分ですが、余計な油はなく、サラッとしたスープ。

塩をベースに味付けしており、もうどんどんいけるやつです。

ジャンクになりすぎず、しっかり沖縄そばに着地させたスープで、これはオールドな沖縄そばファンも納得するはず。

 



麺はツルッとした食感の細めのタイプ。

細めですが、歯応えがあり、もっちり感もあるので満足感が高い。

豚骨スープにも負けない存在感です。



大ぶりの三枚肉は、もうトロトロに仕上げていて柔らか。

甘辛な味付けで、どんどん麺が進む。

脂身の部分までしっかり美味しい三枚肉でした。

 



見た目はちょっと重たそうな豚骨スープですが、サラッとしていてこれは幅広く好まれるはず。

クセになる美味しさの一杯でした。

これは絶対にダイブ飯も合うはず。

沖縄そばの色んな楽しみ方ができる『金匠』。
次回は、何と何を組み合わせようか、今から思案しています。

 



【うるま市の沖縄そば一覧】

okinawasoba.hatenablog.com



【PR】

Hanako(ハナコ)8月号は沖縄特集。
「あなたの知らない沖縄。」と題し、ディープな沖縄そばの魅力に迫っています。
本誌の中で、さんぺいも沖縄そばの記事に関わらせていただきました。