さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

ゆうくぬみ

f:id:sanpei808:20220106080834j:plainども、さんぺいです。

明けましておめでとうございます。
2022年も元気に、沖縄そばの情報を発信していきたいと思います。
ゆたしくうにげーさびら。



さて、今年の1発目は、先日訪れた石垣島の話題を。

沖縄県は、「沖縄本島地方」、「宮古地方」、「八重山地方」と大きく分類されますが、石垣島はこの「八重山地方」の中心となる島です。

最近では、本土の方でも、石垣島の名前を知ってるよという方は多いのではないでしょうか。



石垣島は、沖縄本島から地理的な距離があることから、歴史や文化、風土に大きな違いがあります。

沖縄そばにも「八重山地方」独特の成り立ちがあり、「八重山そば」と呼ばれ、沖縄本島のそばと区別されています。



okinawasoba.hatenablog.com

八重山そば」の特徴と言うと・・・

①平打ち麺ではなく、丸麺を使用。麺はやや柔らかめ。
②具材は、かまぼこ、豚肉を細切りにして乗せる。
③香辛料として、八重山独特の、「ピパーチ」を用いる。

こんな感じでしょうか。

主に、「八重山地方」で作られているそばなので、沖縄本島で食べられる店は少なく、今回の石垣島訪問をとても楽しみにしていました。



f:id:sanpei808:20220106081843j:plain訪問したのは『ゆうくぬみ』。

石垣島中心市街地にある市場『ユーグレナモール』の入口近くにある八重山そば専門店です。
キャリアがあり、地元で長く親しまれているお店なんだそう。



f:id:sanpei808:20220106082041j:plain小さなお店で、テーブル席が2つ。

座席6名ほどでいっぱいになる、小さなお店です。
でも年季の入ったアットホームな店内の雰囲気は最高。


f:id:sanpei808:20220106082253j:plainメニューは、ごくごくシンプル。

基本の「八重山そば」の並、小があるほか、軟骨ソーキそばがあるのみ。

ほか、かき氷が有名だそうで、かき氷各種とぜんざい、飲み物があります。



f:id:sanpei808:20220106082537j:plain美味しい八重山そばの食べ方について、アドバイスも。

まずは、デフォルトでスープを味わうのが基本ですよね。
香辛料は入れすぎ注意です。



f:id:sanpei808:20220106082704j:plainいただいたのは、こちら「八重山そば」の並600円。

鰹節の出汁が効いたスープ。

出汁主体の美味しいスープで、あっさりとした仕上がりですが旨みは十分。
飲んでいると止まらなくなるようなスープです。

味つけも過不足なく絶妙な加減。

汁がスーッと身体に染み渡っていくようです。



f:id:sanpei808:20220106083055j:plain八重山そば」最大の特徴とも言える麺。

沖縄本島の平打ち麺と違い、丸麺で口当たりが優しくなっています。

中細で、柔らかめな麺は、もっちりした食感。
この麺を食べると、「八重山そば」だなと実感します。



具材は、伝統的な細切りの豚肉とかまぼこ。

石垣島で食べる「八重山そば」は、何処もかまぼこが美味しい。
やっぱり、かまぼこの有名生産地だからなのでしょうか。

普段意識することが少ないかまぼこが、主役級の美味しさなんです。

豚肉もかまぼこも、この細切りのサイズ感が良くて、ペロッと食べられて、もう一杯いきたくなるような食べやすさ。




f:id:sanpei808:20220106083810j:plain後半に、すこし香辛料の「ピパーチ」を入れて、風味を楽しみました。

甘味のあるような香りが独特の味わいの香辛料です。



『ゆうぬくみ』は、年季の入った店内の雰囲気と、優しい味わいの「八重山そば」に、すぐに虜になりました。
この感じ、堪らないですね。

石垣島をまた訪れた際には、寄りたいお店です。

 

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