ども、さんぺいです。
明けましておめでとうございます。
2022年も元気に、沖縄そばの情報を発信していきたいと思います。
ゆたしくうにげーさびら。
さて、今年の1発目は、先日訪れた石垣島の話題を。
沖縄県は、「沖縄本島地方」、「宮古地方」、「八重山地方」と大きく分類されますが、石垣島はこの「八重山地方」の中心となる島です。
最近では、本土の方でも、石垣島の名前を知ってるよという方は多いのではないでしょうか。
石垣島は、沖縄本島から地理的な距離があることから、歴史や文化、風土に大きな違いがあります。
沖縄そばにも「八重山地方」独特の成り立ちがあり、「八重山そば」と呼ばれ、沖縄本島のそばと区別されています。
「八重山そば」の特徴と言うと・・・
①平打ち麺ではなく、丸麺を使用。麺はやや柔らかめ。
②具材は、かまぼこ、豚肉を細切りにして乗せる。
③香辛料として、八重山独特の、「ピパーチ」を用いる。
こんな感じでしょうか。
主に、「八重山地方」で作られているそばなので、沖縄本島で食べられる店は少なく、今回の石垣島訪問をとても楽しみにしていました。
訪問したのは『ゆうくぬみ』。
石垣島の中心市街地にある市場『ユーグレナモール』の入口近くにある八重山そば専門店です。
キャリアがあり、地元で長く親しまれているお店なんだそう。
小さなお店で、テーブル席が2つ。
座席6名ほどでいっぱいになる、小さなお店です。
でも年季の入ったアットホームな店内の雰囲気は最高。
メニューは、ごくごくシンプル。
基本の「八重山そば」の並、小があるほか、軟骨ソーキそばがあるのみ。
ほか、かき氷が有名だそうで、かき氷各種とぜんざい、飲み物があります。
美味しい八重山そばの食べ方について、アドバイスも。
まずは、デフォルトでスープを味わうのが基本ですよね。
香辛料は入れすぎ注意です。
いただいたのは、こちら「八重山そば」の並600円。
鰹節の出汁が効いたスープ。
出汁主体の美味しいスープで、あっさりとした仕上がりですが旨みは十分。
飲んでいると止まらなくなるようなスープです。
味つけも過不足なく絶妙な加減。
汁がスーッと身体に染み渡っていくようです。
「八重山そば」最大の特徴とも言える麺。
沖縄本島の平打ち麺と違い、丸麺で口当たりが優しくなっています。
中細で、柔らかめな麺は、もっちりした食感。
この麺を食べると、「八重山そば」だなと実感します。
具材は、伝統的な細切りの豚肉とかまぼこ。
石垣島で食べる「八重山そば」は、何処もかまぼこが美味しい。
やっぱり、かまぼこの有名生産地だからなのでしょうか。
普段意識することが少ないかまぼこが、主役級の美味しさなんです。
豚肉もかまぼこも、この細切りのサイズ感が良くて、ペロッと食べられて、もう一杯いきたくなるような食べやすさ。
後半に、すこし香辛料の「ピパーチ」を入れて、風味を楽しみました。
甘味のあるような香りが独特の味わいの香辛料です。
『ゆうぬくみ』は、年季の入った店内の雰囲気と、優しい味わいの「八重山そば」に、すぐに虜になりました。
この感じ、堪らないですね。
石垣島をまた訪れた際には、寄りたいお店です。