ども、さんぺいです。
全国的に沖縄そばの認知度も上がり、沖縄そばを一度も食べたことがないという方は減ってきているように思います。
一方で、「ソーキそば」などと比べて未だ知られていないメニューもあります。
その一つが「中味そば」。
「中味」は、文字通り豚の「なかみ」=内臓、ホルモンを用いた料理です。
「中身」とも表記され、沖縄では伝統的に中味汁が祝いの席などで食べられてきました。
そんな中味汁と沖縄そばを融合させたのが「中味そば」というわけ。
沖縄に来たら一度は味わってほしい逸品「中味そば」。
今回は中でもお薦めの7店を紹介します。
1.高江洲そば

okinawasoba.hatenablog.com1969年創業で、沖縄そばを代表するお店『高江洲そば』。
今では沖縄そばの定番となっている「ゆし豆腐」を載せた「ゆし豆腐そば」の元祖として知られています。
「ゆし豆腐そば」があまりにも有名ですが、実は中味そばも人気の一品。
注文するお客さんも多いんです。
メインの「中味」は、特有のクセもなく最高の美味しさ。
下処理が大事で扱うのが難しい具材とも言われていますが、『高江洲そば』の「中味」は食感も良く最高に好み。
『高江洲そば』自慢の豚骨スープと合わせて食べると、またいっそうの美味しさに悶絶。
『高江洲そば』の中味そばは、中味以外に豚肉も入っているスタイル。
ほろほろとしたお肉が、スープを含んでジューシーな美味しさに。
合わせる麺は、細かく縮れが入ったインパクトのある麺。
固めの歯応えと、この形状が生み出す啜り心地が魅力です。
一緒に載っている結び昆布もチャームポイント。
2.麺家 丸翔

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『丸翔』は2017年創業で、比較的新しい沖縄そば屋ですが、沖縄本島中部地域屈指の人気店として知られています。
最近では「バナナマンのせっかくグルメ」で取り上げられるなど、全国区のお店に。
繊細な出汁の効いたスープと自家製麺が有名です。
実は隠れメニューとも言うべき中味そばも美味しいんです。
1日限定5食という幻のメニュー。
すぐに売り切れてしまいます。
透き通った、澄んだスープが印象的。
もともと旨みがしっかりな『丸翔』のスープですが、さらに中味の旨味も溶け込んで最高の味わいに。
中味は、くさみがなく、柔らかく丁寧に処理されています。
中味の味付けにも店の個性が出るのですが、『丸翔』ではスープに合わせた優しい味付け。
中味本来の美味しさが存分に味わえます。
お店の特徴にもなっている自家製の生麺。
中細から中太ぐらいの麺で、厚みがあります。
つるっとした口当たりで、本当に絶妙な硬さ。
繊細なスープと自家製麺、旨味たっぷりの中味のハーモニーを是非お楽しみください。
3.沖縄そば あかの

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沖縄そばの出店が多かった2024年組の中も、最注目のお店がうるま市の『あかの』。
新店ながら既に行列をつくり、地域の人気店になっています。
汁物が充実していることもポイントで、みそ汁、ソーキ汁、中味汁などを扱っており、中味そばも間違いない美味しさなんです。
ノーマルな沖縄そばでも力強い出汁のスープなのですが、中味そばにすることで中味汁の旨みがさらにプラスされます。
椎茸の旨みが爆発してるスープ、美味すぎる。

中味(豚のホルモン)、椎茸、豚肉、こんにゃく、かまぼこ、ネギ、生姜が載った具沢山な一杯。
中味の旨みがギュッと詰まっていて、具材が豊富なので食感の違いも楽しめます。
麺の方も絶品で、中太のプリっとした生麺。
風味がしっかり感じられる単体でも美味しい麺。
中味そば好きに是非食べてほしい一杯です。
4.ゆたかやそば

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観光で沖縄を訪れた方に、お店の雰囲気とセットで中味そばを味わってほしいのが北中城村にある『ゆたかやそば』。
歴史ある古民家を、わざわざ南城市から2年かけて移築したそうで、沖縄の文化を肌で感じることができます。

素朴で飾らない沖縄そばが人気の『ゆたかやそば』ですが、中味そばもお薦めの一品。
ベースのスープは、動物系の穏やかなタイプ。
薄っすら白濁していて、コクがあります。
動物系といっても、パンチ系ではなく、まろやか。
器いっぱいに、たっぷり載った中味。
様々な部位が入っていて、多様な食感を生み出します
これは「中味」としか言い様がない食感なんですよね。
沖縄そばのスープと合わさることで、よりジューシーになった中味が堪らん旨さ。
麺は中太で厚みのある麺。
ゆるくウェーブがかかっていて、ソフトな口当たりのもっちりとした食感。
すするというより、噛み締めて美味しい麺です。
古民家で沖縄の歴史を感じながら、是非、中味そばにチャレンジしてほしいなと思います。
5.潮騒そば

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ちょっと変わったつくりのお店なのが『潮騒そば(しおさいそば)』。
と言うのも、こちら、築50年になる老舗「ホテル潮騒」の1階で営まれている沖縄そば屋さんなんです。
ロビーと同じ空間でいただく沖縄そば。
レトロな雰囲気がなんとも個性的です。
『潮騒そば』の看板メニューが人気そば。
スープは、普通の沖縄そばとは別で中味汁用で作ってるんだそう。
豚をベースに椎茸の旨みも加わった出汁に、シンプルに塩で味付けされた優しいスープ。
椎茸、こんにゃくと組み合わせ、出汁と一体になった「中味」のジューシーな美味しさ。
中味はとにかく下処理が大切だと言われていて、店によっても味が全然違うんです。
『潮騒』の「中味」は、柔らかさが抜群。
くさみも全くなくて、異なる部位が生み出す食感のハーモニーが最高。
麺は中細の縮れたタイプで、プリッとした食感が特徴。
縮れが啜った時のアクセントになっています。
生姜を使う必要がないほど上等な中味そばで、滋味深く、心から温まる一杯です。
6.ひらまつ

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久米島からも名店をご紹介。
久米島にあるベテラン店『ひらまつ』。
年季の入った食堂で食べる中味そばは、間違いなく美味しい。
中味をこんにゃくや、椎茸と一緒に煮込んでつくる「中味汁」。
旨みの詰まったスープもまた美味です。
見た目はパンチありますが、味付けは最小限なので、飲んだ印象は本当に優しい感じ。
ホッとするようなスープです。
器からはみ出しそうな量の中味。
様々な部位が入っていて、それぞれに違う食感が楽しめます。
スープの染みた中味がジューシーで堪らない。
麺は、地元久米島の麺を使用していて、中細で、平打麺、ゆるく縮れの入ったタイプ。
中味に合わせても沖縄そばの麺はやっぱり美味しい。
山盛りの中味と久米島の麺、優しいスープが織りなす三重奏。
久米島に行ったら食べてほしい逸品です。
7.琉心そば

okinawasoba.hatenablog.com中味そば初心者にもお薦めしたいのが南城市にある『琉心そば』。
中味そばは、沖縄そばの中でも「クセつよ」なジャンルと思われがちですが、『琉心そば』は下処理も丁寧で、クセが全くない一杯がいただけます。
お店は2025年11月に10周年を迎えた地域の人気店。
2025年11月から、要望が多く復活させたという中味そば。
右上に見えるのは、『琉心そば』の特徴にもなっているタピオカです。
スープは、豚と鰹、昆布以外にも、鶏、鯖、野菜などで出汁を取っているんだそう。
沖縄そばの中でも、これだけ多様な素材で出汁を取るお店は珍しいです。
うま味調味料を使わず、派手な味付けではないのですがじんわりと染み入るような美味しさ。
中味の柔らかさが印象的で、そして全くクセが無いことに驚き。
丁寧に下処理している現れで、なるほど復活の要望が多かったのも納得です。
そして、椎茸のジューシーさも最高。
麺はオリジナルの中細のストレートに近い麺。
しっかりとした歯応えと、喉越しの良い麺。
初めての方にもきっと安心な良店です。
沖縄を訪問したら是非一度、中味そばを食べてほしいなと思います。
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さんぺい初の著書が2025年7月に出ました。
ノーマルの沖縄そばはもちろん、カレーそばや、牛そば、味噌そばなど多様な沖縄そばを紹介しています。
沖縄そばの入門書としてもぴったりなので、これから沖縄そばを好きになりたいという方は是非手に取ってみてください。
