ども、さんぺいです。
今回は、沖縄そば専門店の中でも、歴史のある有名店『アワセそば』を訪問しました。
1975年創業。
沖縄市高原にある『アワセそば』は、沖縄そばの大型店では草分け的な存在です。
沖縄県民でも、ある世代以上は、必ず行ったことがあるはず。
私自身も、誰と行ったかは覚えていないのですが、幼少期に『アワセそば』を訪れた記憶があります。
当時は、沖縄そば専門の大型店は珍しかったんですよね。
1995年に発刊された沖縄そば店に関する本『すばやー物語』でも、『アワセそば』が取り上げられています。
当時から続くお店って、やっぱり貴重なんですよね。
堂々とした店構えの『アワセそば』。
テーブル席に座敷と、席数は多めで、キャパが大きいのも魅力。
もちろん駐車場も広めです。
家族連れ、大人数での会食、仕事中のランチなど、色々なニーズに対応できるお店。
『アワセそば』のこだわり。
やっぱり特徴は、自家製麺でしょうか。
沖縄本島中部では珍しい、幅広の平打ち麺も食べることができます。
メニューは、三枚肉そば、軟骨そば、ソーキそばと定番が並び、中味そば、てびちそば、野菜そばと基本的な沖縄そばは全て食べることができます。
三枚肉そばが一番人気なんですね。
沖縄そばは、「平めん」か「細めん」から選ぶことができます。
沖縄そばのほか、てびち定食やチャンプルーも扱っています。
前出の1995年発刊『すばやー物語』では、当時のメニューに「焼きそば」があり。
長年人気のメニューなんでしょうか。
この日も、「焼きそば」を注文されているお客さんがおり、『アワセそば』独特のあの麺で「焼きそば」を作ると美味しいのかなと想像しました。
いつかチャレンジしたい。
サイドメニューには、定番のじゅーしーと、いなりもあります。
今回いただいたのは、三枚肉そば(大)760円。
『アワセそば』と言えば、私は平麺のイメージなんですよね。
写真からも分かると思いますが、沖縄そばとしては、かなり幅広の麺。
沖縄本島北部ではメジャーですが、中南部では珍しい麺です。
この幅広の平打ち麺が、ピロピロとし独特の食感を生み出して、美味いんです。
三枚肉、かまぼこ、ネギが入った三枚肉そば。
豚と鶏、鰹から取った出汁のスープは、動物系のしっかりとした旨みと、鰹節の風味が感じられます。
美味しさがストレートに感じられ、動物系の旨みも十分ですが、しつこくない仕上がり。
昔ながらの、はっかりとした味付けのスープ。
自家製の麺は、ツルっとした食感で、ほおばるのが楽しくなるような麺でした。
細麺が流行りの昨今ですが、私はこの平麺も独特の魅力があって大好きです。
久しぶりの『アワセそば』訪問。
昔の味はもう覚えていませんが、思い出も一緒に味わいながら、沖縄そばを啜りました。
様々な物事が、凄いスピードで変化していく時代なので、思い出の飲食店が残り続けているのは嬉しいですね。
お店は、自分の人生の一部でもあるような気がします。