さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

根夢(ごん)


ども、さんぺいです。

沖縄県民のソウルフード、県民食といえば沖縄そばですが。
まさに「県民食」の名のとおり、多くの沖縄そばの専門店があるほか、家庭でも、食堂でも、パーラーでも、時にはコンビニでも、様々なシチュエーションで広く沖縄そばが食べられています。

そんな、数ある形態の中でも特徴的なのが、居酒屋さんが提供している沖縄そば

「居酒屋で沖縄そば?」と思われるかもしれませんが、夜は居酒屋、昼は沖縄そば屋という店は沖縄にはけっこうあるんです。

今風にいうと「二刀流」でしょうか。



当ブログでも、何店舗もそうした「二刀流」のお店を紹介してきました。

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今回は、そんな居酒屋と沖縄そばの「二刀流」の中でも、最も有名な店舗、沖縄市安慶田にある『根夢(ごん)』を訪問しました。

おそらく、県内の沖縄そば好きでその名前を知らない人はいないんじゃないかと思います。

有名なところでは、沖縄の地元放送局が製作していた「あなたが選ぶ沖縄そば王決定戦 」で、第3代王者になったお店です。
1代目が『いしぐふー』、2代目が『玉家』と聞くと、歴代王者の凄さが分かりますね。



www.youtube.com
YouTubeでは、ローカルテレビ番組『コザの裏側』での取材の様子も見る事ができます。
沖縄では絶対的な人気を誇る、ミキトニーも『根夢』の沖縄そばが大好きなんだそう。




『根夢』は、1990年頃に居酒屋とし開業し、2002年頃から沖縄そばの提供をはじめたとのこと。

場所は、沖縄市中心市街地からも近い安慶田。
自動車でのアクセスもしやすく、店舗近くに駐車場もありますよ。




店内は、居酒屋らしく、カウンター席、テーブル席、座敷があり、席数も多め。
家族連れなどでも利用しやすいです。

席の間にも余裕があり、ゆったりと落ち着いた雰囲気で、沖縄そばを楽しむことができます。

写真は、壁に貼られていた夜用のメニュー。
ミーバイとか美味しそうですね。



『根夢』のメニュー。

ノーマルなかけそばを基本に、三枚肉、軟骨ソーキ、本ソーキなど各種そばがあります。
サイドメニューには、いなりや、塩おにぎりがあり。

 

メニューの裏面は、英語表記になっていました。
外国人のお客さんも多い、沖縄本島中部ならではの配慮ですね。




今回は、久しぶりの訪問ということで、贅沢にミックスそば(大)830円をいただきました。

三枚肉、軟骨ソーキ、本ソーキと、3種類の豚肉が楽しめる、オールスター的な沖縄そばです。

堂々と鎮座した豚肉たちが、見た目からもう美味しそうです。




豚と鰹節から出汁をとったスープが圧巻です。

ひと口目飲んで、思わず頷いてしまうような美味しさ。
出汁の旨みがしっかりと伝わってくるスープ。

クリアで、後味はスッキリとしていますが、旨味はギュッと詰まっている感じ。
ほどよい酸味があって、鰹節の出汁が印象的でした。
旨みが強いのですが、すごく円やかなのも凄いです。



麺は、中麺で、ストレートの角があまりない麺。

滑らかな啜り心地が嬉しい。
中麺でスーッと入っていくような食べやすさがありますが、もっちりとしていて、満足感もしっかりあります。



豚肉は、本ソーキ、軟骨ソーキとも味つけはしっかりめ。
甘辛く煮付けていて、味が良く染み、麺もよく進みます。

3種類の異なる美味しさを堪能しました。





出汁の力強さが印象的な沖縄そば

『根夢』のファンが多いのも良く分かります。
ハマると、ここの沖縄そばじゃなきゃダメっていう風になりそう。

また、食べたくなる印象的な一杯でした。

居酒屋も、沖縄そばもどっちも凄い「二刀流」。
沖縄そば界のスター選手ですね。




ちなみに、『根夢』の沖縄そばは、宜野湾市でも食べる事ができます。

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沖縄市沖縄そば一覧】

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